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  • 2019/09/28
  • 2019/09/28
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

大口投資家はイーサリアム(ETH)をビットコイン(BTC)のように蓄積していない-Intotheblock分析

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大口投資家はイーサリアム(ETH)をビットコイン(BTC)のように蓄積していない-Intotheblock分析-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
25日未明に暴落したビットコイン(BTC)は7700ドルの水準で反発し、28日のお昼に8,200ドルまで回復しています。暗号分析グループIntotheblockはオンチェーン・データに基づいて、この期間にクジラ(大口投資家)がビットコインを「蓄積し続けた」と主張しました。

クジラがBTCを蓄積

Intotheblockによると、10万ドル以上の大規模なトランザクションが過去7日間に102%増加し、大口プレイヤーのポジションも0.13%の強気(蓄積)を示しています。

Intotheblockはまた、ビットコインとイーサリアム(ETH)を比較しました。イーサリアム(ETH)は9月初旬の220ドルの高値から大幅に低下した後、160ドルの水準でサポートを得ました。28日お昼の時点に175ドル(前日比6%+)に回復しています。ETHは現在、ビットコイン(BTC)建てで3%以上強く取引されています。

それでも、オンチェーン・データによると、クジラ(大口投資家)はビットコインに比べてイーサリアム(ETH)を購入していない可能性を示しています。Intotheblockは、ETHのデータについて次のように述べています。

「過去7日間にBTCが21%低下する一方で、ETHは25%低下した。なぜか? クジラはビットコインのようにETHを蓄積しないからです。」

画像によると、ETHの大口プレイヤーのポジションは-0.18%の弱気(削減)を示しています。その他のBTCとETHのオンチェーンデータを比較すると、「Holders Making Money at Current Price」の違いが顕著です。これは、コインを保有するアドレスの平均取得価格を割り出し、現行価格と比較したもの。収益性を維持しているアドレスは「In」に、損失を示すアドレスは「Out」に該当する。BTCの所有アドレスの64%は現在も収益を維持しているが、ETHはわずか17%です。また、循環供給量の1%以上を保有する大口の割合「Concentration by Large Holders」も、BTC:11%に対してETH:39%と偏りが目立つ。

ETHを保有する大規模なバイヤー数の不足は、価格の変動しやすさを示している。イーサリアム(ETH)は160ドル以下への下落から急回復したが、これらのデータは、市場が下落を再開させる場合にETHがビットコインに比べて上手くいかない可能性を示唆している。


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