COIN TOKYO

  • 2019/10/05
  • 2019/10/05
  • コイン東京編集部 ヒロ

様子見な相場が続くビットコイン(BTC)、世界経済とビットコインの現在の相関性は?【2019/10/5】

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ビットコイン(BTC)の価格チャートと主要経済指標の価格チャートとの比較 
世界市場が不安定な状況の中、ビットコイン(BTC)は未だ強い反発の動きを見せていません。それに対して安全な資産逃避先として認知されているゴールドは連日価値を上昇させており、ビットコイン(BTC)とは逆相関の動きを示しています。今後の景気後退が懸念される中ビットコインの動きに注目が集まります。

景気後退が懸念される中、BTC(ビットコイン)は今後どのような動きを見せるのか

今月1日に発表された製造業景況感指数の悪化の影響を受け、米国株式市場は大きく続落し、現在リセッション(景気後退)の懸念が強まっています。

NYダウや日経225が続落する中、デジタルゴールドとも呼ばれるビットコイン(BTC)は、9月下旬に価格を暴落させて以降未だ強い反発を見せておらず、横ばいな相場が続いています。

世界経済の価格チャートとビットコイン(BTC)の価格チャート

10月に入りNYダウ(紫)やNI225(青)、ドル円(橙)などの主要指標チャートは軒並み下落しました。

製造業関係の指数悪化などを受け、米国景気の不透明感が拡大しており市場はやや慎重姿勢になっています。

今年5月や8月に同じように経済指標が続落した際、逆相関の動きを示していたビットコイン(BTC)は、今回は逆相関の動きではなくやや相関した値動きになっています。

米中に続き、今後米欧貿易摩擦懸念が高まっていくと想定される中、今後ビットコインがどのような値動きを見せるのか注目が集まる中、安全な避難先との位置付けされるゴールドは今回の景気悪化を受け価格を急上昇させており、避難先としての存在感を示しています。

ビットコイン(BTC)とゴールド(GOLD)の価格チャート

資産の避難先として比較されることの多いビットコインとゴールドですが、今回は逆相関の動きを示しており、今後更に世界経済が悪化していくようであればゴールドの価値は更に上がると予想するアナリストも少なくありません。

今後貿易摩擦が激化し世界経済が更なる悪化に進むのであれば、仮想通貨市場にも少なからず影響を及ぼすと考えられ、現在の相関性がこのまま継続していくのか、はたまた景気後退時の避難先として意識されるのか注目が集まります。

強力な支持線によって支えられているビットコイン(BTC)は再び8000ドルを割り込むのか

9月下旬から現在にかけて8000ドルを2回割り込んだビットコイン(BTC)ですが、7800ドル付近がサポートとして意識され現在再び反発の姿勢を示しています。

クリプトトレーダーのJosh Rager氏は、ボリュームプロファイルが日足水準での強いサポートを示していると発言しており、直近の底値水準である7800ドルは今後も強力なサポートとして意識されるでしょう。



今後この価格帯を下抜けていくようであれば、大衆が意識するのは7500ドルであると考えられます。

ビットコイン(BTC)の価格チャート

今夜は重要指標である雇用統計に加え、パウエルFRB議長の会見も注目ポイントであり、今夜様々な市場が大きく変動する可能性も十分に考えられるので注視しておきましょう。

また今月末にはFOMC(連邦公開市場委員会)が控えており、追加利下げ圧力強まる中月末に向けて各市場がどのような動きを見せるのか注目です。


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