Block.oneの発表によると、ブロックチェーン開発の最大のボトルネックは、「スマートコントラクトの実行速度」だ。EOSIO 2.0で含まれる「EOS VM」は、システムリソースのより効率的な使用を促進します。EOSIOは2018年6月に、ブロックチェーンアプリケーション専用のWebAssembly(WASM)エンジン「Binaryen」を組み込んでいた。CPUベンチマークにして、EOS VMは、Binaryenの最大16倍の高速処理が可能になる。
EOSIO 2.0には、自己完結型のWebベースの統合開発環境EOSIO「Quickstart Web IDE」が含まれる。一般的にブロックチェーン開発環境のセットアップは、完了するまでに数時間から数日かかるマルチステッププロセスだった。Quickstartにより、新たな開発者は数分でEOSIOの開発環境をセットアップでき、スマートコントラクトやWebアプリケーションを構築できる。
さらにEOSIO 2.0は、W3CやFIDOアライアンスが開発した安全な認証標準「WebAuthn」をサポートする。開発者はEOSIOアプリケーションでWebAuthnを使用したトランザクション署名のテストを開始できるため、秘密鍵のセキュリティレベルを向上させる。
ブロック生成のセキュリティとスケーラビリティ改善を目的に、EOSIO 2.0はパーミッション・レイヤーで「加重しきい値マルチ署名ブロックサポート(weighted threshold multi-signature block support)」を提供する。これにより、柔軟なスキームで複数のブロック署名キーが可能になり、機密データを共有せずに冗長なブロック署名インフラストラクチャが存在できるようになる。
9月23日にEOSブロックチェーンは、最初のコンセンサスアップグレード「EOSIO v1.8」を実施した。EOSIO v1.8により、dApp開発者にとってネットワークリソースコストを節減できるようになっていた。
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