先週、大阪で開かれた開発者会議「Devcon 5」では、相互運用性が一つのテーマとなった。さまざまなネットワークがより効率的に相互作用できる相互運用性ソリューションを開発している。Summaの共同設立者ジェームス・プレストウィッチ氏は以下のように述べた;
「他のチェーンへの接続はイーサリアム開発者の優先事項ではないようだが、他のチェーンはイーサリアムへの接続を望んでいるようだ。」
エレクトリック・コイン・カンパニー(EEC)のマーケティング・ビジネス開発担当SVPのジョシュ・スウィルハート氏は、ジーキャッシュ(ZEC)コミュニティが、イーサリアム・ブロックチェーンで使用できる包まれたZEC(Wrapped ZEC)トークンを、今後6か月かけて開発すると述べた。
「レンディングしたい時、DAO (分散型自律組織)を設立したい時、そのすべてをジーキャッシュで行うこともできます。最終的に、ジーキャッシュのシールドアドレスをイーサリムのスマートコントラクトで使用できるようにします。」
ECCは、ジーキャッシュの使用を促進するために、一般的なユースケースを見つける必要がある。広範なDeFiの分野で有用性を見出す事ができれば、ジーキャッシュの価値を高める可能性がある。DeFi Pulseによると、現在5億5300万ドル以上のイーサリアムベースの仮想通貨がDefiアプリケーションにロックされている。
ジーキャッシュ財団の役員、イアン・ミアース氏は、分散型アプリの作成者がシールドアドレスを必要とする理由について次のように述べました。
「誰だって、保有するすべてのトークンを他人に知られているチャッキーチーズの坊やになりたくありません。」
ECCは今後、イーサリアムのDeFi(分散型金融)エコシステムでその性能をテストする予定だ。プライバシー志向の仮想通貨を、広大なイーサリアム・エコシステムに完全に統合する本格的な相互運用性プラットフォームの実現はまだ先の話となる。
プレストウィッチ氏はメディアに、相互運用性の実現は、Ethereum 2.0(セレニティ)の形成に大きく依存していると語った。彼は、野心的なクロスチェーン機能には何年ものR&D作業が必要だと付け加えました。
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