Here's the New Balance announcement https://t.co/0cqrSDTxq8
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) October 17, 2019
New Balance(ニューバランス)は、ブロックチェーン企業IOHKと協力して「New Balance Realchain」を開発した。この分散型台帳技術プラットフォームは、IOHKのカルダノ・ブロックチェーン上に構築されている。
New Balance Realchainはシューズ「OMN1S」の18日の発売に合わせてローンチされた。試験プログラムでは購入者がシューズの所有権を記録できる。
ブロックチェーンは、ネットワーク全体のノードが全てのトランザクションを記録する、分散化されたデータベースを管理し、データを暗号化して保護する。ネットワーク上の全てのトランザクションは、承認者の合意を得て分散型台帳に追加され、暗号鍵で保護される。
New BalanceのOMN1Sの購入者は、IDとセキュリティチップ付のRealchainカードを受取る。New Balanceアプリを使用して、QRコードをスキャンすると、New Balance Realchainがシューズを認証する。購入者は、シューズのラベルに印刷されたコードをアプリに入力する事で所有権を同期できる。この時からシューズの所有権は、New Balance Realchainを介して購入者に紐づけされる。
New Balanceのグローバルコンテンツ・デジタルマーケティングの責任者、イアン・フィッツパトリック氏は、次のように述べています。
「私たちはブロックチェーン技術を使用して、顧客のライフサイクルの複数時点で革新を提供したい。購入したフットウェアがNew Balanceブランドのコアとなる品質を満たしていることを、お客様が確信できるよう支援しています。」
このパイロットは小売業におけるカルダノ・ブロックチェーンの最初の展開となる。将来の水平展開に向けたテストケースとなるだろう。New Balanceは自社製品にブロックチェーン技術を活用し続ける意向だ。IOHKのチャールズホスキンソンCEOは、以下のように述べている。
「カルダノ・ブロックチェーン上で新規購入商品の真偽性を永久に確認することで、New Balanceのお客様の投資を保護することを楽しみにしています。New Balance OMN1Sは、この方法で本物と認証される最初の製品となり、紙の領収書や鑑定書の必要性を永久になくすと信じています。」
New Balance OMN1SはNBAのロサンゼルス・クリッパーズに所属するカワイ・レナード選手のシグネチャーモデルです。レナード選手は、2018年11月にニューバランスと契約しました。New Balance OMN1Sシューズは、これまで限定数量でリリースされており、2019-2020 NBAシーズンの開始時に新作6色モデルが発売されています。
カルダノ・ブロックチェーンの開発企業IOHKは、ジョージア、エチオピア、モンゴルなどの政府・組織とパートナーシップを締結し、製品・サービスの信頼性と身元証明を展開しています。
関連記事
GitHub開発ランキング、WAVES(ウェーブス)、Ethereum(イーサリアム)、Cardano(カルダノ)がトップ3
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。