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  • 2019/10/28
  • 2019/10/30
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

中国管轄局(CAC)、登録済みのブロックチェーン・プロジェクト500を公開

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中国管轄局(CAC)、登録済みのブロックチェーン・プロジェクト500を公開  +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
中国国家サイバースペース管理局(CAC)によると、国内のブロックチェーン(BC)業界ではすでに506のエンタープライズ・ブロックチェーンプロジェクトが進行している。今年1月以来、当局は監督のためにブロックチェーン技術を開発する組織に登録申請を求めていた。

中国BCプロジェクト500

2019年2月15日に施行された「ブロックチェーン情報に関する管理規則(Blockchain規定)*」に基づいて、CACは関連企業の申請書を評価している。

3月に公開された197プロジェクトには、Baidu、Tencentといったインターネット上場企業の他、VeChain、OnlyChain、Wanxiang Blockchain(アクセラレータラボ)を含む18のブロックチェーンスタートアップが含まれた。

中国の検索エンジン大手Baiduは、独自のブロックチェーン「Xuperチェーン」のホワイトペーパーをリリースし、ブロックチェーンサービスの特許取得済みのインフラストラクチャを概説した。

10月に309プロジェクトが公開された。リストには、中国最大の中国国営銀行や商業コングロマリットを含む、中国経済を代表する多くの政府・公共部門プロジェクトが含まれる。2つの主要な国立銀行を含む6銀行が14のブロックチェーンプロジェクトを申請している。

Baiduのブロックチェーン子会社Duxiaoman(度小满)は10月のリストに登録されている。Duxiaomanは、CryptoKittiesに似た分散型アプリケーション(dApps)ゲームを昨年8月以来提供している。

中国インターネットコングロマリットのアリババ、バイドゥ、テンセント、ファーウェイは、ブロックチェーンクラウドサービスの競争を繰り広げている。各企業はブロックチェーンクラウドサービスに関する情報を提出した。アリババは特に活発だ。iPR Dailyが2018年9月に公開したブロックチェーン関連のグローバル特許申請数で、アリババはIBMとバンクオブアメリカを上回っていた。

ブロックチェーン技術特許申請数
ブロックチェーン技術特許申請数:2018

*Blockchain規定において、ブロックチェーンサービスプロバイダは、関連する組織コード、IDカード番号、携帯電話番号をチェックし、ユーザーのログイン記録を少なくとも6ヶ月間保持し、ブユーザーの身元を証明する必要がある。許可要件はないが、ブロックチェーンサービスは開設から10営業日以内にCACに記録を提出する必要がある。CACは1月28日にブロックチェーン情報サービスのレコード申請管理システム(https://bcbeian.ifcert.cn/)を公開した。

Blockchain規定はインターネット、またはブロックチェーン・テクノロジーやシステムに基づくアプリケーションプログラムを介して一般に提供される中国のBlockchain情報サービス事業者に適用される。

つまり、マイニングプール、ウォレット、パブリックチェーン、コンソーシアムチェーン、プライベートチェーンは全て登録する必要がある。一方、ブロックチェーン技術に基づかないブロックチェーンメディア、市場情報、コミュニティなどその他の関連サービスは対象外。またdAppsなど利用ユーザーは申請不要だが、開発者とオペレーターは要求される。


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