トロン(TRX)は10月に入ってから下降チャネルを形成させ弱気な展開が続いていましたが、チャネル下限で反発後、流れは反転し価格を急騰させています。
大きく価格を上昇させたトロン(TRX)は節目となるレジスタンスを上抜けする動きを見せており、今後のトレンドに注目が集まっています。
対BTC、対USDTのトロン(TRX)の価格チャートを確認していきます。
対BTCのトロン【TRX/BTC】4時間足チャートを確認していきます。
23日から25日にかけて価格を上昇させていたトロン(TRX)は、直近高値である0.0000021BTC付近がレジスタンスとして意識され上値を抑えられた後、ビットコイン(BTC)の上昇とともに価格は暴落。
サポートとして意識される価格帯を下に抜けたトロン(TRX)は、一時0.0000017BTCを割り込む展開となりましたが、大きな下ひげを形成後27日から現在まで大きく価格を上昇させています。
今回の仮想通貨市場の上昇は、中国の習近平主席による「デジタル金融の革新」に関する発言がきっかけであり、中国系アルトコインであるトロン(TRX)にも大きく影響しているものと思われます。
今回の暴騰で25日に上値を阻まれたレジスタンスを上抜する展開となっており、今後はサポートとして反発が意識されるポイントとなるでしょう。
今回の価格上昇を受けトロン(TRX)は再び時価総額ランキング10位に戻っています。
Back to TOP 10. #TRON #TRX $TRX $BTT pic.twitter.com/kTMIof3PIT
— Justin Sun (@justinsuntron) October 28, 2019
続いて対USDTのトロン【TRX/USDT】4時間足チャートを確認していきます。
23日に形成していたチャネル下限で反発後、連日価格を上昇させ強気な相場を形成しているトロン(TRX)。
27日夜には8月からレジスタンスとして意識されていた価格帯(0.0185USDT)を上抜けし、現在は0.02USDT台にまで価格を伸ばしています。
凄まじい上昇となったトロン(TRX)が今回反発したラインは、7月下旬から8月にかけ強力なサポートとして機能していた価格帯であり、今後も同価格帯は節目として意識されそうです。(0.0215USDT、緑ライン)
短期間での急激な価格上昇となっているので、今後大幅な調整が入る恐れも十分考えられ、その際はレジサポ転換となる0.0185USDT付近(青ボックスライン)の動きに注目しておきましょう。
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東海出身20代後半、相場師と経営者の一族に生まれ、相場のイロハは現役トレーダーのおじから手ほどきを受けたサラブレッド。専業トレーダーで勝ちを積む傍ら、相場の利益で飲食経営や通販事業なども副業で手掛ける。2017年はスキャルとアルトコイン、直近はメジャーコインのスイングなど地合いに応じた手法も臨機応変かつ基本重視。細身で優男風の見た目からは想像できないスポーツ万能で、陸上入賞経験あり。