7月に韓国のモバイル決済サービスである「CHAI」は、Terraブロックチェーンの決済システムを採用した。TerraはCHAIのユーザーベースにブロックチェーンテクノロジーを提供できる。CHAIアプリは、ステーブルコイン(TERRA)を使用してより安価なトランザクションを運用し、その節約分をユーザーに還元できる。TERRAはアプリのバックエンドだけで使用され、ユーザーにはステーブルコインを使用していることがわからない。
CHAIは、会員数1,000万人・年商35億ドルの「TMON」を含む、主要なEコマースで採用されている。CHAIのユーザーは銀行口座を登録してオンラインで商品を購入できる。CHAIはすでに15の主要な地方銀行と提携している。Apple App StoreとGoogle Play Storeの両方で確立されたKakaoPayを上回った。
韓国ブロックチェーンウィークで、Terra創設者でTMONの会長を務めるデイビッド・シン氏は、Terraのこれまでの大きな成長の最大の媒介は、CHAIとのコラボレーションだと語った。
CHAIアプリの登録ユーザー数は約430,000人。毎月3分の2がリピーターとなり、1回の訪問あたり消費額は平均19ドル。6月のローンチ以来、CHAIはデイリー40,000人の訪問者数を記録し、Terraブロックチェーンを介して5,400万ドル相当の取引を処理したという。
シンは、クレジットカードの割高な手数料(加盟店に対し最大3%を課す)にCHAIを介したブロックチェーン決済のチャンスがあると語る。従来の支払いプロバイダーの価格設定に基づいて、加盟店に810,000ドルを節約したと主張している。
「私たちの価値提案は、まさにこれらの加盟店が求めているものです。」(デイビッド・シン氏)
シンはまた、韓国の14,000店舗のコンビニエンスストアCUは、今年12月にCHAIアプリの支払いを受け入れ始めると発表した。
Terraネットワークには取引手数料を徴収するマイナーが保持するトークン「LUNA」がある。LUNAはステーブルコインTerraの担保資産ともなる。Lunaはすでに韓国の取引所だけでなく、Bitrue、KuCoin、Bittrexなどのグローバル市場にも上場している。
ホワイトペーパーによると、Terraは年間取引額500億ドルを超える25以上のパートナーを獲得している。25社はそれぞれCHAIをプラットフォームに統合するという。
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