ガーリングハウス氏は、MoneyGramを含むRippleの顧客が「ODL(On Demand Liquidity)」を介してメキシコにお金を送金することで、XRPトランザクションの増加に貢献していると認めた。ODLはXRPをブリッジ通貨として使用する以前は「xRapid」と呼ばれていたRippleの送金ソリューションだ;
「これはパブリックレジャーです。ボリュームが拡大、縮小している箇所を確認できます。これは部分的にMoneyGramのほかODLと呼ばれるものを使用する他の顧客に拠るものです。プロダクトは(資金を)移動させているので、顧客は事前に資金を補充する必要はありません。」
「仮想通貨取引が夏に約50%減少した時に、XRPとメキシコペソ間のトランザクションの量が50%以上増加しました。これはリアルなユーティリティがあるからです。それがトラフィックを増やし、私たちはそのトラフィックの総量を増やし続けています。MXN対XRPのパーセンテージが大きくなるにつれて、ますます多くの割合が実際のユーティリティとあり、投機がないと見るのは妥当でしょう。」
RippleとXRPのコミュニティは、メキシコベースの仮想通貨取引所Bitsoで増加するXRP取引量を追跡し、MoneyGramが直接関与していると分析している。
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ガーリングハウス氏は、ビットコインやXRPなどの暗号資産のユースケースは大半が投機であり、コンシューマーが暗号通貨を直接使用するには時間がかかると考えている;
「広範なクリプトについて、今日、すべてのクリプト取引の99.9%が投機であると公に言いました。リアルなユーティリティの取引量は本当に少ない。それはXRPコミュニティ内でも同様です...。」
「誰もが私に同意するわけではない事は認めますが、このスペース全体の大きな誤解の1つは、これらを暗号通貨と呼んでいることです。それは通貨を意味します。私のような素人にしてみれば、通貨とはスターバックスでコーヒーを一杯買える様なものです。クリプトはいずれも今日の通貨では無い。」
ガーリングハウス氏は、厳しいインフレと経済的困難に対処している国において、暗号資産が変化をもたらすと見ることができると語る。
「多くの人はG20以外の多くの市場があると指摘します。インフレの問題を抱えているような国々はしばしば通貨供給のコントロールを失っています。その辺の議論をするつもりはないが、私にとって通貨はフィアット周りのユースケースを示唆しています。」
一方、暗号を使った購入が主要なユースケースとされる主要経済圏では、暗号通貨がどのような問題を解決するかわからないと語った。
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