ETCの「Agharta」ハードフォークでは、Ethereum(ETH)が今年初めに実施した「Constantinople(コンスタンティノープル)」の3機能が実装される。これにより、イーサリアムクラシックがEthereum(ETH)と完全に互換性を持つことになる。Constantinopleの範囲外の機能は含まれないが、アップグレードまでに考慮される場合がある。
ETCは9月にAtlantisハードフォークを成功させた。この目的はETHとの互換性を高めることであり、Aghartaはその目標に向けた後半となる。ETC Labsは以下のように主張した;
「Ethereum ClassicとEthereumは祖先を共にする従妹チェーンであり、異なるビジョンの下で進化した。技術的な互換性を備えることで、共有インフラストラクチャで共同作業するための強力なブリッジが実現する。」
*Constantinople
イーサリアム(ETH)が実施したアップグレード「Constantinople」で、以下4つのイーサリアム改善提案(EIP)が実装された。なおETCはEIP 1234を実装しない :
・EIP 145:EVMでのBitwiseシフト命令
コスト効率的で能率的なBitwise演算アプローチへの切り替えです。チェーン上で特定の動作を行うのがより簡単になり、ガスが安価になる。
・EIP 1014:Skinny CREATE2
オフチェーントランザクション(Plasma等)などのスケーリング最適化に向けた実装です。特定のコードを含めて作成されるコードのみが、既存のアドレスと通信することができる。
・EIP 1052:EXTCODEHASHオペコード
スマートコントラクトが互いに作用する方法を変更し、チェーン上で特定の実行をより安価になる(必要なガスが少なくなる)。特定のハッシュのみを通信するよう、新しい命令コード「EXTCODEHASH」が実装された。
・EIP 1234:コンスタンチノープルのディフィカルティボム遅延とブロック報酬調整
プルーフオブステーク(PoS)実装前に、ブロックチェーンをフリーズさせないための処置。ディフィカルティボムを12か月間遅らせ、ブロック報酬を1ブロックあたり3 ETHから2 ETHに削減した。
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