カルダノ・ブロックチェーンはネットワークノードの完全な分散化に向けて取り組んでいる。より多くのADAコインホルダーがステーキングで参加しやすくなるように、「Cardano 1.7.0」ではウォレットの使いやすさと見やすさ、安全性に改良が加えられた。
Cardano 1.7.0は「Daedalus 0.15.0」と「Cardano SL 3.1.0」で構成される。
Daedalus 0.15.0は、主にダイダロスウォレットに2機能の追加と1機能の削除が含まれた。加えて、システムダイアログウィンドウの変更、更新通知のユーザーインターフェイスの改善などが加えられ、全体的にユーザーエクスペリエンスが向上している:
NEW Daedalus 0.15 – part of the #Cardano 1.7 update – is now rolling out. Here's a preview. Be sure to check out the full-length video for a rundown of all the updates and new features - including the newsfeed function https://t.co/VNuAgYdOND @Cardano #CardanoCommunity pic.twitter.com/aHX5DYPjSY
— Input Output (@InputOutputHK) October 31, 2019
・ウォレット・リカバリー・フレーズ検証
ダイダロスの設定で12ワードのフレーズを検証できる。リカバリー・フレーズが6か月~1年間検証されていない場合にユーザーに段階的に警告する。
・「ニュースフィード」機能
ユーザーにニュースと通知を配信する。
・ADA償還の削除
2015~17年のプレセール(日本のみ)時のバウチャーの償還機能がサポートされなくなった。償還したいユーザーは、IOHKテクニカルサポートチームに直接連絡してサポートを受けられる。
プラットフォームアップデート「Cardano SL 3.1.0」はエンドポイントを導入する。これは、ウォレットリカバリフレーズに基づいてウォレットIDを検証するために利用される。
9月末、IOHKは、テストネット「Shelley」上で分散化ノードの立ち上げに成功した事を発表した。現在のCardanoメインネットは、ネットワーク内のすべてのノードがCardano財団、IOHK、またはEMURGOに制御されているコンソーシアムモデルで動作している。プロジェクトは、多くのコミュニティのノードで実行された完全な分散化を目指している。
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