10月24日のSECへの提出文書によると、Blockstackは米国以外の市場で流動性を提供するためにGSRのサービスを利用する。これまでトークン発行者とトレーディング会社との関係は噂されていたが、Blockstackはこれを公に開示した数少ないプロジェクトの1つです。
GSRは、10万ドルの初期費用+月額2万ドル×6か月契約、STXの流動性向上に関連するサービス提供と市場状況の分析で合意した。Blockstack CEOのMuneeb Ali氏は、この契約は利益相反を回避するように構成されていると語った。
「マーケットメーカーを独立したプレーヤーにしたい。GSRはオペレーション方法について完全な裁量権を有し、Blockstack PBCと利益を共有しません。コンプライアンスと高品質の確保にフォーカスするGSRと協力することにしました。」
Blockstackはまた、100万ドル相当のビットコインとイーサリアムをGSRに無利子で貸し出し、取引に資金を提供する。契約終了時にGSRはこれらを返還するが、半分はSTX建てで算出される。
契約によると、GSRは独自の取引ボットを使用してSTXを取引し、STX市場活動に関するデイリーレポートをBlockstackに提供。これに基づいてBlockstackはアプローチ可能な新規取引所を探す。この取組みは米国外で行われる。
流動性を提供するためにプロのマーケットメーカーを雇うことは、レガシーマーケットでは一般的な慣行だ。プロバイダーが流動性ベースを提供する事で、売り手と買い手のマッチングに依存しすぎない、投資家が資産に出入りする機会が創出される。
Blockstackは今年9月、SEC登録済みのトークンオファリングで2,300万ドルを調達した。先週、STXトークンはバイナンスと香港の機関投資家向け取引所HashKey Proに上場した。提出文書によると、Blockstackはバイナンスに833,333 STX(約2,750万円)を支払った。
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