発表によると、昨年のSwel会議でローンチされたODL(On-Demand Liquidity)は一年間で2ダースの顧客がサイン。第1四半期末~10月末に、ODL上のトランザクション数は7倍以上に膨らんだ。ODLはブリッジ通貨としてデジタル資産XRPを活用し、事前資金調達の必要性を排除する国際送金ソリューションだ。
リップルによると、ODLは最初にメキシコとフィリピンの送金回廊が開かれた。その後、オーストラリアに既に拡大しており、まもなくブラジルが追加予定。2020年には、APAC、EMEA、LATAMを横断する回廊の計画が進行中だという。
アメリカ、メキシコ間の国際送金にODLを使用するViamericasのポール・ダイアーCEOによると、昨年の世界送金市場は史上最高の6,000億ドルに達し、発展途上国の低・中所得の家族にとって益々重要となっている。Viamericasは「ODLによって流動性をより効率的に管理でき、リアルタイムな支払いを送信し、支払いコストを削減できる」という。
オーストラリアを本拠とするFlashFXのニコラス・スタイガーCEOは「リップルのODLを最も早く採用した企業の1つとして、製品の利点と、顧客に対する国境を越えた支払いを劇的に改善するだけでなく、収益にも影響を与える可能性を目の当たりにしました」と語る。
「今年は当社にとって過去最も強力でした。2019年に、顧客、RippleNetの成長、ODLの採用の勢いが継続しました。」とリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは主張する;
「ODLを開始してからわずか1年で、顧客の収益性に影響を与えています。この勢いを来年に継続し、ODLを新しい市場に拡大することを楽しみにしています。」
なお、RippleNetを使用する顧客は6大陸・45か国以上に渡り、70か国以上で支払い機能を備えている。最近のリップルのパートナーには、ベトナムの銀行TPBank、英国の決済技術プロバイダーFinastraが含まれる。
関連記事
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。