(TraidingViewのBTC/JPY 60分足チャート)
BTC/JPYの60分足チャートを分析していきます。10月26日よりレンジ形成しているビットコイン(BTC)は、その値幅を徐々に収束させる値動きを見せているものの、約2週間と中期的なレンジ相場を形成していることになります。
今回のレンジ相場では11月5日に買い注文量の急増の動きも確認されたものの、その後の短期上昇チャートも上値は限定的となりました。
そんな中、本日11月8日のビットコイン(BTC)は価格を97万8千円台まで下落させています。現在のビットコイン(BTC)相場にとって97万8千円台近辺は75日移動平均線が推移する価格帯でもあり、現在のレンジ相場のサポートラインとして機能しているラインでもあります。
サポートラインに接触したビットコイン(BTC)はその後反発を見せ、ローソク足には長い下ヒゲが伴っているものの、出来高の反応は鈍く、今後も引き続き売り圧力が加わる可能性も考えられます。
中期的なレンジ相場のサポートラインに接触したビットコイン(BTC)は、一度強い反発に期待したいところです。
しかし現在のビットコイン(BTC)相場ではサポートラインに接触しながらも更に下値を落とす可能性が生まれている状況です。
その要因として一つは上述で説明したように、サポートラインに接触しながらも出来高の反応が鈍いという点。もう一つは買い注文量の変化が要因です。
11月5日に急増した買い注文量より、レンジ相場ながらもビットコイン(BTC)は短期的に強気相場が意識される展開となりました。しかしその後の上昇ではレンジ相場から強気相場へ展開することができず、更に本日11月8日にレンジ相場の最安値へ接触しています。
上値が重い状況が確認された状態での最安値接触では、ビットコイン(BTC)の相場観も変化してきている可能性があります。
本日11月8日にレンジ相場のサポートラインに接触したビットコイン(BTC)、現在のところ強い反発も見られていないという点からも今後更に下値を落とす可能性があります。
注目したい点として注文比率の変化です。すでにベクトルが下方へ傾いている買い注文量ですが、このまま最安値ブレイクと同時に買い注文量が減少した場合、強い売り圧力を発生させることになり、相場は弱気相場へ一気に傾く可能性があります。
仮に下値を更に落とし、97万4千円台付近をブレイクする場合、ビットコイン(BTC)は下降チャート形成に切り替わる可能性が高いでしょう。
今後最も注目するポイントとしては、レンジ相場のサポートラインである97万8千円台近辺がサポートされ続けるのか注目です。
既にレンジ相場も中期的な機関となっていることもあり、サポートラインブレイクは下降チャート形成に至りやすい状況となっています。
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九州在住のアラサー男子、勝率80%を誇るスイングトレーダー。医療技術者を経て、現在専業トレーダーで生計。信条は、損小利大、基本にブレずコツコツ稼ぐこと。甘い系イケメンの外見と裏腹に、無類の焼酎好き&酒豪。チャートを見ながら晩酌が至福の時。