Bitpayなど16のマーチャント・サービスプロバイダーで処理された暗号資産の取引量は、1月から7月にかけて65%増加した。トランザクションの89%を占めるビットコイン(BTC)の価格は、7か月で2倍以上高騰し、約10,000ドルに到達した。
ChainalysisはBTCベースの商取引だけでなく、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、テザー(USDT)での支払いも調査した。これらの支払いは、オンラインギャンブルから街のショップでの購入まで、様々な支払いに使用される。
「暗号に対する全般的な高い信頼を示している」 米国を本拠とするChainalysisのシニアエコノミスト、キム・グラウアー氏は語る。
主要なプロセッサーBitPayは2年連続で年間10億ドル以上のビットコインのコマース・トランザクションを処理した。最近ではXRPやETH、BCHを含む新しい暗号資産を追加しており、「継続的な成長を見込んでいます」と広報担当者のジャン・ジャホスキー氏はメールで述べた。
インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)のBakkt.は、2020年前半にスターバックスでデジタルアセットの消費者アプリのテストを開始する予定だ。
Chainalysisによると、商取引で使用される暗号資産の総額は小さいままだ。それでも1月の1日約300万ドルから7月の1日平均550万ドルに成長した。スターバックスは毎日約7000万ドルを売り上げる。
ネックとなるのがトランザクションスピードだ。ビットコインネットワークの取引の確認には約1時間かかる。また、消費者は依然として暗号資産のボラティリティを警戒するだろう。
グラウアー氏によると、米ドルの価値にペッグされたステーブルコインであるテザー(USDT)の使用が増加している。商取引におけるUSDTトークンの使用は1月から7月の間に5倍に増加した。この間にテザーはすべての商取引の9%を占めた;
「ビットコインにはまだ多くの成長余地があります。しかし、特に今年後半のテザーを見ると、離陸したようだ。」
最近、マーケティング分析会社Semrushは、ビットコインがイタリアで1か月に平均215,800回以上オンライン支払い方法として利用されたと報告した。これは、Paypal(1,383,000回)とPostepay(毎月約1,175,000回)に次いで3番目。クレジットカードの支払いを上回ったという。ビットコインの支払いの最大回数が記録された月は、2019年6月(368,000回)だった。
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