バイナンスコイン(BNB)の適正価格について聞かれたイー氏は、「BNBは過小評価されている」と述べた。その根拠はユーザー規模が同等の米コインベースの市場価値は100億ドルであるのに対し、BNBの時価総額は200億元(28億ドル)だから。
「昨年はビットコイン(BTC)とBNBを持っていましたが、今年にBTCをすべてBNBに変えました」と語ったイー氏は、続けて保有量を問われ「世界でトップ10に入るBNBホルダーとしか言えない」と回答した。
最近、Binanceのジャオ・チャンポンCEOは中国市場により注意を払い、中国の人材を増やすと発表した。同社は既に中国OTC(相対取引)市場を開設しており、イー氏も実際に中国に足を運びコミュニケーションを始めているという。Binanceが中国に戻った理由について聞かれたイー氏は、「コンプライアンスに注意を払っていたが、今では友人の密告を恐れていない」と答えた。
Binanceの先物・デリバティブ市場(Binance FuturesとBinance JEX)について、リテール投資家が多いため、マーケットメーカーメカニズムを導入し、拡大に向けて対処しているとイー氏は語った。
既にBinance Futuresは市場シェアを高めており、イー氏によると、「目標はFuturesとJEXを含めて、来年の春節(旧正月=1月24日)前に取組高(契約数)でBitMexを上回ること」だという。
イー氏はまた、米国の規制されたビットコイン先物市場CMEとBakktについて、新たなユーザーが教育されるので「非常に良いこと」と述べた。市場で需要の高い製品のリサーチにもつながるという。実際、「市場が不確実な時に、当社は市場に製品を投入したくない」と付け加えた。
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