過去2週間の中国ブロックチェーン市場の進展について、クオンタムの成長責任者ジョン・シアナ氏は、「多額の投資が進行している」と述べた。AlibabaやTencentのような巨人はパーミッション型ブロックチェーンを奨励していると指摘し、それでも中国ブロックチェーン市場に「パブリックブロックチェーンも間違いなく存在するようになる」と主張した。そうしないと「スマート・ウエスタン・プロジェクト」が市場を独占する恐れがあるからだ。
ジョンによれば、ブロックチェーンマーケティングは現在過渡期にあり、多くのプロジェクトが現在「ゴリラマーケティング」の最中だ。各社のメッセージは明確で多様だ。
同氏によれば、過剰な規制はユーザーエクスペリエンスを損ねる。そしてブロックチェーンは現在、自主規制市場と言える。彼は自主規制の例としてBinanceを引用して、「ビジネスを続けるために法律の右側(保守的)に固執している」と指摘した。
10月25日の習近平国家主席の支持を受け、中国のブロックチェーン市場は熱狂した。クアンタム(QTUM)やVeChain(VET)を含む中国発のプロジェクトは過去数週間に2倍近く増加した。ただし、政府は暗号資産とブロックチェーン技術の区別について明確にしている。
関連:上海の規制当局が今月22日までに暗号資産取引サービスを検査-撤退要請の動き
15日に、上海の規制当局は「現地の暗号資産取引関連サービスを検査する」と通達した。報道を受けて、インデックス「DRGN-PERP」は988から920ポイントへ7%以上急落した。
デリバティブ取引所FTXの「ドラゴン永久先物インデックス(DRGN-PERP)」は、バイトム(BTM)、IOST、ネオ(NEO)、NULS、オントロジー(ONT)、クオンタム(QTUM)、トロン(TRX)、ヴィチェーン(VET)の価格の加重平均を追跡する。
16日に暗号資産クオンタム(Qtum)は、時価総額226億円(-4.63%)で市場35位にランクしている。10月25日の安値1.53ドルから現在の1Qtum=2.17ドルへ40%増加した。
関連記事
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。