SettleMintのMatthew Van Niekerk CEOは、「現在、ブロックチェーン技術の温床であるインドで事業を始めることができて幸いです。数年でGDPで5兆ドル(約560兆円)の経済にするというモディ首相のビジョンの下、ブロックチェーンは重要な技術となるでしょう」と語る。
SettleMintのブロックチェーン・ソリューションを利用する企業は「ビジネスコンセプトを簡単に素早く、稼働するブロックチェーンアプリケーションに落とし込める」と同氏は主張する。
SettleMintは、ブロックチェーン技術、運用、組織に関する技術スタックを提供する。文書化されたAPI、マイクロサービス、ブラウザーコンポーネント、テンプレートにパッケージ化し、構築に必要なツールを開発者に提供する。特許技術「Mint」は、ブロックチェーン技術のユースケースの85%をカバー。Mintを使用すれば、わずか3時間でブロックチェーン技術アプリケーションを展開できる。
SettleMintは、35以上の完全に機能するブロックチェーンアプリケーションの開発に着手し、500を超える既知のユースケースを調査した。顧客には、カルフールベルギー、イスラム開発銀行、2019年インドネシア選挙が含まれる。
インドIT業界(NASSCOM)の『Blockchain Report 2019』によると、インド・ブロックチェーンベースのプロジェクトへの投資は200億ドルを超える。テランガナ、ケララ、カルナタカ、アンドラ・プラデシュ、マハラシュトラなどの州政府がブロックチェーンのスタートアップをサポートし、関連会議とハッカソンを開催している。
現在、インドの公共部門で40以上のブロックチェーンイニシアチブが実行されており、92%がパイロット/ PoCフェーズで、8%のプロジェクトが生産フェーズに入っている。ユースケースの多くは土地登録で、ブロックチェーンでデジタル証明書を管理する。
世界知的所有権機関(WIPO)のデータによると、インドはブロックチェーン分野の特許数で第6位。2018年に合計67件の特許が承認されたという(The Hard Forkより)。
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