ETH/BTCの日足チャートを分析していきます。11月21日より下降チャートを形成してきたイーサリアム(ETH)、長期的には9月以降に三つの天井を形成したことからhead and shoulderが控えている展開となっています。
そんな中、11月30日にはそれまでの下降チャートの値動きを止め、短期的な上昇チャートを形成しています。
イーサリアム(ETH)がこのまま上昇チャートを継続させる場合、長期的に四つ目の天井が完成される可能性もあり、下落シグナルであるhead and shoulderも否定されることになります。
しかし現在の短期的上昇チャートは中期移動平均線である20日移動平均線に抑え込まれています。今後も20日移動平均線がレジスタンスラインとして機能する場合、イーサリアム(ETH)は再び下降チャートを形成する形となり、11月21日以降の下降トレンドへ戻る形となります。
ETH/JPYの日足チャートを分析していきます。対法定通貨チャートでは9月末以降形成されていた長期的なレンジ相場を11月22日の大陰線をきっかけに下へ抜けています。
長期的なレンジ相場のサポートラインを下に割ったイーサリアム(ETH)、移動平均線の視点からも下降トレンドのパーフェクトオーダーが完成されており、相場観は弱気相場目線が強くなりました。
更にサポートラインブレイク後、一時反発を見せたイーサリアム(ETH)ではありましたが、9月以降のレンジ相場サポートラインがレジスタンスラインへロールリバーサルされた形となっています。
そのため対法定通貨チャートでの相場観はより強い弱気相場ということになります。
11月22日に20日移動平均線を下回ったことで、23日以降から上値は移動平均線に抑えられた展開が続いています。
現在短期的な上昇チャートを形成し、20日移動平均線に接触しているイーサリアム(ETH)、更に移動平均線以外にも一目均衡表雲も抵抗線として機能しており、テクニカル指標上、イーサリアム(ETH)相場の上値は重い展開となっていると考えることができます。
そのためイーサリアム(ETH)の現在の上昇は限定的であり、長期的には再び下降チャートを形成、head and shoulder形成のシナリオも続く可能性が高いのではないでしょうか。
今後最も注目したい価格帯は、現在抵抗線として機能している20日移動平均線です。
20日移動平均線は本日12月2日から明日12月3日にかけて0.0205BTC台近辺で推移するため注目しましょう。
下値に関しては直近の安値である0.0198BTC台で反発し、レンジ相場へ移行しないか注目です。
九州在住のアラサー男子、勝率80%を誇るスイングトレーダー。医療技術者を経て、現在専業トレーダーで生計。信条は、損小利大、基本にブレずコツコツ稼ぐこと。甘い系イケメンの外見と裏腹に、無類の焼酎好き&酒豪。チャートを見ながら晩酌が至福の時。