Paxful hit another all time high during the month of November with 120M USD in equivalent volume. Are you paying attention yet?https://t.co/dusKO2shyS pic.twitter.com/c5WjBneffD
— Matt Ahlborg [UsefulTulips.org] (@MattAhlborg) December 3, 2019
2015年に設立されたPaxfulは、LocalBitcoinsに代わってビットコインP2P取引のコアに成長しつつある。同社は現在、世界4箇所のオフィスで200人以上を雇用し、毎週約2,500万ドル相当のビットコイン取引を監督している。
Paxfulは、ユーザー広告でビットコインを取引したいピア同士をつなげる、P2P相対取引(OTC)取引所だ。Paypal、ギフトカード、銀行振込などオンラインウォレットを使用した支払いに対応し、エスクローサービスを提供する。
以下の図は、Paxfulがナイジェリアナイラ(NGN)建ての需要をLocalBitcoinsから奪ってきた事を示している。
プラットフォームの3分の2を占める米ドル建ての取引量は、実際にはItunes、アマゾン、Steemなどの『ギフトカード』取引に起因する。各ブランドのギフトカードは割引価格で売り出され、一種のオークションのようになっているという。
内部関係者によると、これらのギフトカードの最大の用途は「送金」だ。米国の移民は、ギフトカードとビットコインを使用して自国に価値を移転している。送金プロセス全体は20〜30分で完了し、ナイジェリアの現地通貨が家族の銀行口座に到着するという。安価で高速なウェスタンユニオンなどのFX企業は銀行の営業時間に制限されるため、利便性で劣るようだ。
一方、Paxfulでビットコインを取引するナイジェリア需要は主に、外貨取引を許可されていない人に支えられている。
中国のベンダーから中国の商品を購入したい地元のナイジェリア人は、ビットコインを使用して購入している。また、ナイジェリアでビジネスを営む中国人は外国為替管理のため、PaxfulでP2P OTCを介して、ナイラの価値を中国に返還するためにビットコインを使用する。
なお、実際には割引ギフトカードの大半は『ドロップシッピング』業者が買い付けている。在庫外の商品を販売するドロップシッピングにとって、効果的に利ザヤを稼ぐツールとなっているようだ。
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