SendFriendは今年9月に『ODL(On-Demand Liquidity)』の使用を開始した。ODLはブリッジ通貨としてデジタル資産XRPを活用し、事前資金調達と運転資本の必要性を排除する。リップルによると、顧客はXRPを使用して「2つの通貨を3秒でブリッジ」でき、支払いを即座に処理できる。
SendFriendは現在、米国からフィリピンへの支払いルートで迅速で安価な送金サービスを提供している。同社のデビッド・ライトンCEOは12日の会議で以下のように語った。
「ウェスタンユニオンのような企業は最大10%の手数料で送金を処理しますが、我々は2%で処理できます。ODLによりSendFriendはオンデマンドで流動性を調達でき、トランザクションコストを最大75%削減することができます。私たちの目標はこうした節約をお客様に還元することです。」
米国の数百万人の移住者による自国への送金は2018年に6,500億ドル(約70兆円)以上とされ、手数料にして450億ドル(約5兆円)以上が費やされた。Pew Research Centerによると、米国の移住者は年間110億ドル以上をフィリピンに送っている。
SendFriendを介して、米国のフィリピン人労働者は母国の家族に、安価で安全、迅速に送金できる。
米国NY州を本拠とするSendFriendは、今年2月にマスターカード・ファウンデーション、バークレイズ、MITメディアラボ、そしてリップル社等から、170万ドル(1.87億円)を調達した。
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