COIN TOKYO

  • 2019/12/27
  • 2020/01/06
  • コイン東京編集部

イーサリアムクラシック、1月のフォークでイーサリアムとの互換性を確保

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イーサリアムクラシック、1月のフォークでイーサリアムとの互換性を確保  +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
1月15日頃(ブロック番号9,573,000)に予定されたイーサリアム・クラシック(ETC)のアップグレード『アガルタ』で、イーサリアム(ETH)が今年初めに実施した「Constantinople(コンスタンティノープル)」の3機能が実装される。これにより、イーサリアムクラシックがイーサリアム(ETH)と完全に互換性を持つことになる。

イーサリアムと完全な互換性

引用:Coinmetrics
引用:Coinmetrics

イーサリアム・クラシックの『アガルタ』は、9月に実施された『アトランティス』とペアとなるアップグレードの後半だ。一連のアップグレードにより、イーサリアムクラシック(ETC)ネットワークとイーサリアム(ETH)ネットワーク間の相互運用性の実現を目指しており、チェーン間の分散型アプリケーション(dapp)のシームレスな通信が可能になる構想だ。

12月26日のリリースでETC Labsは、ETCとETHが「技術的な互換性を回復することで開発プロセスを改善し、混乱を低減しながら違いを許容できる」と主張している。ETC Labsのテリー・カルバーCEOは両方のネットワークの互換性により、イーサリアム・クラシックのエコシステム開発が加速されると表明した。

分析機関Coinmetricsによると、イーサリアム・クラシックのアクティブアドレス数は10月末以来増加傾向にある。特に12月1日から2.8倍に増加しており、現在111万件を超えている。しかし、bitinfochartでは目立った変化は確認できていない。ETCエクスプローラーによると、アカウントアドレス数の合計は2,710,566件となっている。

なお、イーサリアム(ETH)が実施したアップグレード「コンスタンティノープル」に含まれ、ETCが実装する3機能は以下の通り;

・EIP 145:Bitwiseシフト命令-能率的なBitwise演算アプローチへの切り替え。ガスが安価になる。
・EIP 1014:Skinny CREATE2-オフチェーントランザクション(Plasma等)などスケーリング最適化に向けた実装。
・EIP 1052:EXTCODEHASHオペコード-スマートコントラクトの相互作用を効率化する新しい命令コード。


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