COIN TOKYO

  • 2020/01/05
  • 2020/01/06
  • コイン東京編集部

バークレイズの元幹部が仮想通貨バンク『Ziglu』を計画-チャレンジャーバンクと仮想通貨取引所を一つの口座で管理

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バークレイズの元幹部が仮想通貨バンク『Ziglu』を計画-チャレンジャーバンクと仮想通貨取引所を一つの口座で管理 +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
バークレイズグループの元幹部でスターリングバンクの共同設立者のマーク・ヒッパーソン氏は、2020年第1四半期に英国で規制された仮想通貨バンク『Ziglu』を立ち上げようとしている。

バークレイズの元幹部が仮想通貨バンク『Ziglu』を計画

Starling Bankの共同設立者で元CTO、バークレイズグループの元副CTOで技術責任者のマーク・ヒップパーソン氏は、フィアットと暗号資産を保持・送金する機能を備えたデジタルバンク『Ziglu』を構築している。

ユーザーはZigluのアカウントでFXや仮想通貨を含む複数の通貨を管理できる。インターバンクレートで外貨を売買でき、さまざまな仮想通貨取引所から最良コストで資産を取引することも可能。またMastercardデビットカードを提供し、販売時点で仮想通貨とフィアットの即時コンバージョンを処理する。

Zigluはウェブサイトで「法外なスプレッドや手数料はゼロ」、「地理的、技術的なすべての通貨バリアを打破するアカウントを構築し、顧客がやりたいことを完全に管理できるようにします」と主張する。

「チャレンジャーバンクは3年前に革命を約束して市場に参入しました。そのうちのいくつかは、親しみやすいアプリと巨大企業にはない優れた機能を1つか2つ備えています。しかし、まだ多くのことが残されています。」

包括的なサービス展開は、ヒッパーソン氏が2017年に創業したスマホ・バンキングサービス(チャレンジャー・バンク)『スターリングバンク』のビジョンを踏襲している。TechCrunchによると、スターリングバンクは創業わずか3年で累計口座開設数100万件を達成しようとしている。

スターリングバンクのスマホアプリは従来のバンキング・サービスに加えて、会計アプリ「Xero」、年金サービス「PensionBee」、オンライン投資サービス「Wealthfy」などのファイナンスアプリを複数統合している。加えてSMEs(中小企業)向けのビジネス・アカウントも提供、決済・月額手数料は無料だ。

2018年9月に英国で設立されたZigluは、現在、前払式支払手段発行者(電子マネー事業者)として英国金融行為監督機構(FCA)に申請している。銀行は英国でのみで営業する見込み、18歳以上のユーザーが利用できる予定だ。

スターリングバンクやZigluの競合には、同じ英国ベースの『Revolut』がある。2018年11月にユーザー数300万人を突破したRevolutは、既に欧州全土にサービスを展開しており、5種類の仮想通貨をサポートしている。


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