2020年に入ってしばらくの間はレンジ相場にあったビットコイン。しかし、その価格が3日より上昇トレンドに転換しています。上昇トレンドに転換して以降、何度か価格上昇の動きを見せており、8日にもそのような動きが発生しました。
今回は、この価格変動についてその原因と今後の動きの予想をチェックしていきましょう。
1月8日1:00頃から9:30頃にかけて、上記のような価格変動が発生しています。この期間中に、約60,000円の上昇が見られており、価格の急上昇が発生したといえるでしょう。
今回の価格上昇の原因にはどのようなものがあるか考察します。
上記のチャートをチェックしてみると、2019年10月~11月にかけて発生していた下降トレンドが一段落し、その後はレンジ相場になっています。このレンジ相場におけるサポートラインは6,500 USD、レジスタンスラインは7,800 USDです。
中期チャートをチェックすると、1月6日頃に一度このレジスタンスラインをブレイクするような動きを見せています。しかし、その後すぐに反発してレジスタンスライン内に戻っていることがわかるでしょう。
8日の価格変動をみてみると、このラインを超えて一気に価格が上昇しています。そのため、レジスタンスラインをブレイクして中期的な上昇トレンドに転換したと考えられるかもしれません。今後の値動きには要注目です。
一時的に調整の動きが入る可能性が高いものの、その後安定して上昇トレンドが継続するかどうかが注目点といえるでしょう。
2020年1月8日9:00(JST)頃、イラクのアルビールに位置しているアメリカ空軍関連施設およびアル-アサド空軍基地にイランがミサイル攻撃を行ったとのニュースが飛び込んできました。
これに伴って、取引を開始している東京株式市場では株価の大幅な下落(日経平均で10:00までに-589円)や原油先物価格の急騰などの動きが見られています。中東情勢の緊張の高まりが暗号資産市場に影響したとみられ、資金退避先としてビットコイン(BTC)が選ばれた可能性があると考えられるでしょう。
今後の国際情勢によっては、さらなる価格変動が発生することも考えられるので、しっかりチェックしておくことをおすすめします。
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続いて、直近の価格チャートをチェックしていきましょう。
上記のチャートからも分かる通り、2019年12月のビットコインはレンジ相場にあり、一時的な価格変動はあったものの、大きな値動きやトレンドの発生は見られませんでした。
2020年1月に入ってもしばらくの間はレンジ相場が継続していたものの、1月3日になると一転して上昇トレンドに突入しています。この時期は中東情勢の緊張が高まった時期と一致しているため、これが影響したと考えられるでしょう。
ビットコインの価格に注目するにあたり、今後注目したいポイントは次の通りです。
前述の通り、これまでレジスタンスラインとして機能していた7,800 USDはブレイクアウトしたと見られます。そのため、次に注目すべきポイントは2019年10月末につけた高値である9,950~10,070 USDです。
この水準まで回復するかどうかが今後の注目点といえるでしょう。価格を変動させる主な要素には次のようなものが考えられます。
これらの要素が今後のビットコインの価格変動にかかわってくると予想されるので、注目していきましょう!
暗号資産市場自体の動きや、国際情勢の様子にともなう株式市場や外国為替市場・各種先物市場の動きなどが影響する可能性が高いため、総合的にチェックしておくことをおすすめします。
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。