COIN TOKYO

  • 2020/01/15
  • 2020/01/15
  • コイン東京編集部

クレイグ博士が110万BTCへのアクセス示す資料を提出|判事は「50%を引き渡す判決は不適切」と改める

このエントリーをはてなブックマークに追加
クレイグ博士が110万BTCへのアクセス示す資料を提出|判事は「50%を引き渡す判決は不適切」と改める +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
ビットコインサトシビジョン(BSV:以下『Bitcoin SV』)の重要人物クレイグ・ライト博士は、110万枚(約1兆円相当)のビットコイン(BTC)にアクセスできることを示す新たな資料を提出したことが14日に明らかになった。13日には110万BTCの遺産配分を巡るフロリダ裁判所の判断が改められ、ライト博士の動向がますます注目されている。

クレイグ博士が110万BTCの秘密鍵の断片を提出

クレイグ氏によると、彼の元ビジネスパートナーで故人の​​デイビッド・クライマンと採掘した110万枚(約1兆円相当)のビットコインは「Tullip Trust(チューリップトラスト) I-III」に保存されている。Tullip Trustの秘密鍵を運ぶミステリアスな『保税宅配便(bonded courier)』が1月1日に到着するとされていたが、実際に到着したかどうか言及されていなかった。

1月14日付けでフロリダ州南部地方裁判所に弁護士が提出した文書によると、「ライト氏は、暗号化されたファイル解読に必要な情報と秘密鍵の断片を提出した」という。一方、別の文書で、原告のデイブ・クライマンの遺族の弁護士は、「ライトが提出したのは16,404件のBTC保有アドレスのリストのみで、(秘密鍵と情報を含む)宅配便に関する情報はない」と書いた。

それでも1月14日に予定されていた審問は延期されており、遺産を受取りたい原告は提出された文書に現在対処している。弁護士によると、原告は専門家にリストのレビューと分析を依頼しており、3月初旬にもなんらかのアクションを起こす見込みだ。

1月10日にフロリダ裁判所のベス・ブルーム判事は「クレイマン氏のビットコイン遺産相続を巡る昨年8月の判断は不適切」と通達した。最初に遺産額を特定する必要があり、必ずしもビットコインの50%を引き渡す必要は無いと指摘。条件として2月3日までに宅配便の到着を証明する資料を提出するようライト氏に命令した。

昨年8月、フロリダ裁判所のラインハート下級判事はTullip Trustや保税宅配便の存在を虚偽と判断していた。具体的な証拠に関連する最新の進展によって、Bitcoin SVは15日時点に400ドル(約44,000円)前日比+100%、1月初旬の100ドルから4倍前後に急騰している。


関連記事

仮想通貨の最新情報をお届けします!

人気記事ランキングまとめ

もっと見る