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  • 2020/01/19
  • 2020/01/19
  • コイン東京編集部

リップルとSBIが支援する暗号資産ウォレットBRD、銀行含む大企業向けビジネスをローンチ

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リップルとSBIが支援する暗号資産ウォレットBRD、銀行含む大企業向けビジネスをローンチ +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
暗号ウォレットBRDはエンタープライズ市場向けの新規ビジネス『Blockset』を立ち上げた。BRDの最高マーケティング責任者スペンサー・チェン氏によると、JPモルガンのような金融機関へのサービス提供を目指している。The Blockが伝えた。

リップルとSBIが支援する暗号資産ウォレットBRD

リップル社やSBIホールディングスが支援するモバイルウォレット「BRD」は60億ドル(約6600億円)相当の顧客資産を預かる巨大サービスだ。BRDは、新たにエンタープライズ市場向けの事業ドメイン『Blockset』を立ち上げた。

Blocksetは銀行や金融機関、コンサルタント会社を対象に、「すぐに導入できる」ツールを提供する。BRDのアダム・トレイドマンCEOによると、主要銀行の90%が暗号資産分野を調査しているという。こうした大企業にとって、Blocksetは低コストで迅速にブロックチェーンアプリケーションをローンチするのに役立つという。

チェン氏によると、既に20の大企業がBlocksetに関心を示している。企業名は伏せられたが、潜在顧客は主に3つのユースケースを検討しているという-『ブランド化された保管ソリューション』、『内部ポートフォリオレポートと監査アプリケーション』、『プライベート/パブリックチェーンレポーティング』。

顧客との対話の中で、ブロックチェーンの実装コストの定量化が困難という課題が浮き彫りになったという。Blocksetはまもなく「コスト計算機」をリリースし、大企業によるブロックチェーン事業の実際のコストの定量化、投資収益率(ROI)算出のニーズに対処する見込みだ。

Blockset事業は、「ブロックチェーンプロジェクトを抱えているが、暗号資産プロジェクトを有していないトップ企業」をターゲットとしている。チェン氏は代表例としてシスコ、ベライゾン、JPモルガンチェースの名前を引用した。Blockset設立のアイデアはBRDの投資家であるSBIホールディングスとの議論の中で生まれたという。チェン氏は、SBIがBlocksetの最初の顧客グループに加わると述べた。

Blocksetは最初にビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップル、ヘデラ、イーサリアムをサポートする。年内にさらに追加予定だ。


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