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  • 2020/01/23
  • 2020/01/23
  • コイン東京編集部

中国の旧正月はビットコインの価格に影響を与えるのか?

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中国の旧正月はビットコインの価格に影響を与えるのか? +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
中国の旧正月(春節)が間近に迫り、ビットコイン価格への影響が議論されている。Arachinaによると、2020年は1月24日(大晦日)土曜から1月30日木曜までの7日間のが春節にあたる。多くの企業や工場は、休日に家族や友人と集まるために、7日以上休業する。

中国の旧正月はビットコインの価格に影響を与えるのか?

中国の投資家の多くがビットコインを現金化するため、春節に先立って暗号資産が売却されると一部の投資家の間で危惧されてきた。中国系の暗号資産取引所Gate.ioは、過去の春節期間中のビットコイン価格の変動をまとめた。

旧正月前後30日間のビットコイン価格 引用:Gate.io
旧正月前後30日間のビットコイン価格 引用:Gate.io

Zishi FinanceのCEO、Hyrik氏によると、ビットコインは過去5年間のうち4回、旧正月前の30日前に10%以上減少し、旧正月に向けて上昇してきた。1月初旬にHyrik氏は「最初のサポートとなる6,500ドルが強力であり、躊躇のいらない購入機会」と指摘していた。

暗号アナリストのアレックス・クルーガー氏は旧正月7日前(NY-7)のビットコインの「数日間平均収益率」が低下している傾向を認めた。それでも同氏は、中国の旧正月のビットコイン価格への影響に懐疑的で、旧正月以降のパフォーマンスに特別な影響はないと加えた。



ボラティリティは旧正月だけに起因するものではない。ビットコインは安全資産の1つと見なされており、最近の米国とイランの緊張の高まりによって価格は上昇した。

また、5月に予定されるビットコインの半減期への期待も徐々に拡大している。昨年10月には、中国の習近平国家主席のブロックチェーン支持を暗号資産採用の強気のシグナルと受取り、価格が急騰した。

一部の投資家は旧正月が暗号市場に及ぼす影響に注意を払ったが、過去のデータはマクロ経済や地政学的リスク、規制当局のポリシー変更が、ビットコイン価格により直接的な影響を与える要因であることを示している。


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