新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在世界的に株価が暴落しています。
アメリカを代表する株価指数である『NYダウ(DJI)』は、2月27日には過去最大の下げ幅を記録しており、まさに2008年金融危機以来の混乱市場と言えるでしょう。
通常、リスク資産の逃避やヘッジとして買われることが多いゴールド(金)は、株価の下落が始まった2月12日から価格を上昇させていましたが、その後記録的な株価暴落とともにゴールドも価格を暴落させています。
2008年の金融危機の際も、株安とともにゴールドの価格が下落するという同様の現象が起きており、これは株式市場での損失埋め合わせによる「換金売り」が下落の背景と考えられます。
株価同様、価格を暴落させているゴールドは、間も無く今年1月にサポートとして意識されていた価格水準(1550付近、青)に到達するので、今後さらに価格を下落させた際は、ライン付近の動きに注目しておきましょう。
昨年5月頃に米中貿易摩擦の影響で株価が暴落した際は、ビットコイン(BTC)やゴールド(金)などが価格を大きく上昇させ、株式市場と逆の動き(逆相関関係)を見せていました。
現在のBTCチャートとNYダウのチャートを比較してみると、ほぼ同じ値動きとなっていることがわかり、現状ではリスク逃避として買われていないことが分かります。
株式市場同様、連日下落相場が続くビットコイン(BTC)は、現在週足の雲下限ラインにタッチしたところで反発の動きを見せていますが、来週株式市場が更なる価格暴落を見せた場合は、雲下抜けの展開が危険視されます。
巨大な三角持ち合いを形成しているビットコイン(BTC)ですが、今後週足の雲を下抜ける展開となった場合は、その後持ち合いの下限ラインを試しにいく値動きが予想されるので警戒しておきましょう。
5月に控えている半減期に向けて、今後どのような動きを見せるのか注目が集まります。
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東海出身20代後半、相場師と経営者の一族に生まれ、相場のイロハは現役トレーダーのおじから手ほどきを受けたサラブレッド。専業トレーダーで勝ちを積む傍ら、相場の利益で飲食経営や通販事業なども副業で手掛ける。2017年はスキャルとアルトコイン、直近はメジャーコインのスイングなど地合いに応じた手法も臨機応変かつ基本重視。細身で優男風の見た目からは想像できないスポーツ万能で、陸上入賞経験あり。
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