上記のチャートは、BTC/USDの1時間足チャートです。これまでも緩やかな下降トレンドになっていたものの、12日から13日にかけて一気に価格が下がっていることがわかるでしょう。
期間中の価格変動は以下の通りです。
ビットコインの価格が4,000 USDを切るのは2019年3月以来で、それだけ下落幅が大きかったといえるでしょう。
今回の価格暴落の原因にはどのようなものが考えられるのかを見ていきましょう。基本的には「株式市場における価格下落」が引き金になった可能性があります。
12日のNY株式市場における取引は、開始直後から暴落するという展開になりました。この暴落は、11日にEUからアメリカへの入国を制限するという発表が合ったことにより、経済悪化に対する懸念が高まったことによるものとされています。
2,300USD以上下落する展開になり、サーキットブレーカが発動する自体になりました。この下落幅は過去最大のものであり、経済悪化に対する懸念が一層高まっているといえるでしょう。
これが暗号資産市場にも影響し、ビットコインを始めとする多くのトークンの価格が下落したと考えられます。
13日の東京市場も取引開始から暴落し、一時17,000円を下回りました。前日比-1,830円となり、こちらも記録的な下げ幅となっています。
世界同時株安の様相を呈しており、暗号資産市場への影響もかなり大きなものになっているといえるでしょう。
これらの動きが今回発生したビットコインの暴落につながったと考えられます。
今後、ビットコインの価格はどうなるのかに注目していきましょう。このタイミングでのトレードを検討している人は、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
ここ最近の価格推移をチェックしていると、株式市場や外為市場の動きとビットコインの価格には関連性があることがわかります。
したがって、今後もこれらの市場の動きをチェックしていくことが必要であるといえるでしょう。
世界経済への懸念が高まっている時期なので、大きな損失を出さないためにも経済ニュースなどはしっかりチェックしておきましょう。
今回の暴落によって、2019年3月以来1年ぶりの安値水準となっています。その後はやや価格が上昇しており、現状ではこのあたりが底値になると判断できるかもしれません。
しかし、チャートから今後の動きを予想するのは難しい状況になっているため、トレードする際には注意が必用です。
今後は、2019年11月~12月の水準である6,800USDまで戻るかに注目するのがいいでしょう。当時サポートラインとして機能していたラインで、今後はレジスタンスラインとして機能する可能性が考えられます。
このラインを上抜けてくると再び価格が上昇する可能性もあるでしょう。ただし、最近の経済状況に不安定要素が多いため、予想外の動きに注意してください。
今後は5月に半減期なども予定されているため、しっかりチェックしていくことをおすすめします。
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。
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