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  • 2020/03/16
  • 2020/03/16
  • コイン東京編集部

SIMスワップ対策でNEMブロックチェーン「SYMBOL」の採用-モバイルIDソリューションFIX Networkが発表

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SIMスワップ対策でNEMブロックチェーン「SYMBOL」の採用-モバイルIDソリューションFIX Networkが発表   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
イスラエルとリトアニアを拠点とするブロックチェーンベースのモバイルIDソリューションプロバイダーFIX Networkは、NEMブロックチェーンネットワークの採用を発表しました。携帯電話ユーザーのデータの安全性を高め、不当なアカウント乗っ取り「SIMスワップ」の問題に対処します。

SIMスワップ対策でNEMブロックチェーン「SYMBOL」の採用

FIX Networkはモバイルオペレーターに提供するフレームワークにNEMの商用ブロックチェーン「SYMBOL」を採用します。FIX Networkのプロダクトは、携帯電話オペレーターがデジタルID処理、暗号ウォレット、個人情報ファイアウォールなどのサービスをエンドユーザーに提供できるように構成されており、顧客のSIMカードの秘密キーを安全に管理します。

FIX Networkは、186か国でローミング契約を提供する独自のグローバルモバイルサービスを提供しており、最新の秘匿化技術、安全・管理ソリューションを使用して世界中のSIMカードをハッカーから保護することを目指しています。FIX NetworkのCEOであるItamar Kunikは、「SYMBOLのエンタープライズ特性とそのプラットフォームのネイティブ機能は、電気通信業界によるFIX Networkソリューションの着実な採用と実装の基盤となる」と語っています。

FIX Networkは、サイバーセキュリティ、通信、モバイルアプリ開発、ビジネス管理の各業界でイノベーションリーダーである5つの国際企業で構成されるジョイントベンチャーです。暗号経済市場と価値のインターネットの大量採用を可能にするソリューションを作成し、提供する独自の立場にあります。

2019年6月に予約注文された10,000個の「FIX Secure ID SIM」の委託商品は、今年4月末までに出荷される予定です。同社はまた、今年4月に「FIX IDアプリ」をリリース予定で、ユニークなデジタルIDとして機能する加入者の国際電話番号を介して利用者を認証します。

近年多発しているSIMスワップとして知られるハッキング手段は、携帯電話会社のカスタマーサービスを騙し、持ち主の携帯電話番号を密かに別のSIMカードに移動(スワップ)する手口です。SIMカードのスワップ後、攻撃者は持ち主になりすまして、利用者が利用する仮想通貨取引プロバイダーなどに連絡して、ログイン・パスワードのリセットを申請しています。


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