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  • 2020/03/17
  • 2020/03/17
  • コイン東京編集部

トヨタ・ブロックチェーン・ラボが外部連携を強化|「数多く存在するブロックチェーン基盤の評価」も進める

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トヨタ・ブロックチェーン・ラボが外部連携を強化|「数多く存在するブロックチェーン基盤の評価」も進める   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
トヨタ自動車株式会社は、トヨタグループ6社で構成される『トヨタ・ブロックチェーン・ラボ』について、「ブロックチェーン技術の活用検討と外部連携を加速化させること」を3月16日に発表した。

トヨタ・ブロックチェーン・ラボが外部連携を強化

2019年4月に設立されたブロックチェーンラボは、ブロックチェーン技術の可能性を調査し、実証実験を推進してきた。トヨタによると自動車業界は「100年に一度」の変革期を迎えており、情報の信頼性を保証するブロックチェーンが大きな鍵を握るとしている。

トヨタ・ブロックチェーン・ラボがこれまで検証を進めてきた主なテーマは3つ。1つは、グループ内外のID共通化・契約のデジタル化による利便性向上であり、所有権や保険を含む「顧客」自身の情報管理やポイントサービスへの活用が挙げられる。次に「車両」のライフサイクルに関わる情報の蓄積であり、中古車取引やカーシェアリングなどビジネス加速が想定されている。そして3つ目が「サプライチェーン」だ。部品製造、発送などに関する情報の記録・共有による業務プロセス効率化、トレーサビリティ向上によって車のバリューチェーンを支える関係各社に変化を及ぼす可能性があるという。

今後、具体的にトヨタ・ブロックチェーン・ラボは、“世の中に数多く存在するブロックチェーン基盤”についてパートナー企業と合同で非機能面(性能やセキュリティ面)での評価項目を策定する等、ブロックチェーン技術の社会実装促進に向けて取り組むという。また、「用途に適した基盤選定に向けて、技術的な知見蓄積を図る」と述べている。

顧客向けの金融・保険ブランドであるトヨタフィナンシャルサービスは、世界50社以上のメガバンクや企業からなるR3コンソーシアムに2016年に参画していた。


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