• 2020/04/14
• 2020/04/14
• コイン東京編集部

Visaのファストトラックプログラム参加のFold、ビットコイン報酬付デビットカードの受付開始

ビットコイン報酬付デビットカード Fold

サンフランシスコを本拠とするFoldの創設者ウィル・リーブス氏によると、Foldアプリを通して、カードの詳細や報酬を管理でき、報酬は指定したビットコイン・ウォレットに送付される。同社の30,000人のユーザーに対するメールアンケートで、約90％が「既存のカードからビットコイン報酬のあるカードに切り替える」と回答したと述べた。

「人々は今のところビットコインを使うことに興味はないが、それを貯めることに興味がある」とリーブス氏はブルームバーグに語っており、カードがビットコイン採用の新たな波をもたらすと加えた。「ビットコインをお金としてまだ理解していない人は、それを報酬として理解するだろう」。

Foldの現在のサービスは、アマゾンやウーバー、スターバックスなどで、既存のカードやビットコインウォレットとアカウントを同期させることで、ビットコインや法定通貨を支払いに利用できる。リーブス氏によると、報酬を通じてユーザーが獲得したビットコインは課税対象外となる見通しだ。

「ビットコインには有効期限がないため、報酬は消費者の次の購入、保存、または引き出しのコストを相殺するのに使用でき、消費者に自由と柔軟性を与えます。」

Foldのリワードベースのデビットカードは、仮想通貨取引所CoinbaseやBinanceから提供されるビットコインカードを追従する。しかし、Binanceは最近、ビットコイン決済カードのプロモーション資料からVisaに関する記述を削除した。Visaのフィンテック部門のグローバルヘッド、テリー・アンジェロス氏は、Foldとの共同リリースで以下のように述べている；

「Visaのファストトラックプログラムに参加することで、Foldのようなエキサイティングなフィンテックは、Visaの専門家、テクノロジー、リソースにかつてないほどのアクセスが可能になります。Fast Trackにより、急速に成長している企業が効率的にスケーリングするために必要な新しいリソースを提供できます。」

7月に出荷開始予定のFoldカードのウェイティングリストがオープンとなり、希望するユーザーは電話番号、住所、銀行口座の詳細を事前登録できる。Foldは、昨年9月にデジタル資産管理会社のCoinShares及び、ベンチャーキャピタル会社Craft VenturesとSlow Venturesから250万ドルのシード資金を調達した。


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