COIN TOKYO

  • 2020/04/15
  • 2020/04/15
  • コイン東京編集部

マイク・ノボグラッツ 「新型コロナ渦の市場でビットコインと金にロング、株式にショート」―ブルームバーグTV

このエントリーをはてなブックマークに追加
マイク・ノボグラッツ 「新型コロナ渦の市場でビットコインと金にロング、株式にショート」―ブルームバーグTV
ブルームバーグTVの14日のインタビューで、仮想通貨銀行ギャラクシーデジタルのCEOであるマイク・ノボグラッツ氏は、ビットコインとゴールドの両方でロング(買い持ち)していると語った。2つの「ハードアセット」の魅力は、政府の継続的な経済刺激策によって支えられるとしている。

新型コロナ渦の市場でビットコインと金にロング

元ゴールドマンサックスパートナーでビットコイン強気派で知られるノボグラッツ氏は、米国だけでなく世界規模の中央銀行による前例のない行動により、「長期的にはハードアセットがより魅力的になる」と述べた。5月に迎えるビットコインのブロック報酬の半減期は資産のインフレ率を半分(約3.8%→1.9%)にするため、プラスの作用を及ぼす。「今こそビットコインの時代だ」と同氏は強調した。

「私はゴールドにロングであり、ビットコインにもロングだ。私たちはこれまで見たことのないような債務マネタイゼーションを経験している...長い目で見れば、ハードアセットをより良く見せる。」

債務マネタイゼーションは財政ファイナンスとも呼ばれ、経済の破綻を阻止するために世界中の中央銀行が導入している。米国の場合、FRBは無制限のマネタイゼーションの意思を示している。レポオペの形の流動性注入、市民への現金給付、主要企業や産業に向けた救済策、その他多くの緩い金融アクションが含まれる。

対照的に、ノボグラッツ氏は株式と債券市場にショート(空売り)していると語る。S&P 500の現在の回復が進行中の危機の経済的リアルと乖離しており、「根拠のない希望に基づいている」と指摘した。

ノボグラッツ氏は、現在進行形の莫大な現金の印刷と借金の蓄積によってインフレ懸念が起こり、投資家を保護する「マクロ・ウェポン」としてビットコインが機能すると主張する。ヘッジファンド、機関投資家、その他の形の「スマートマネー」がデジタル資産に積み込まれ、迫りくる金融危機の影響を回避すると説明した。

「人々はゴールドを含むストアオブバリューに十分にリスクオンにある。それはまだ採用の問題だ。米国と欧州では、以前よりも採用が進んでいる。昨年、ビットコインはマクロ・ウェポンになり、投資の選択肢になった。ヘッジファンドや、これまでに一度も購入したことがない富裕層の個人が購入している。」

先週、運用資産31兆円の金融大手Fidelity Investmentsの子会社FDASは、「機関投資家の関心が高まっている」ことをThe Blockに認めていた。

「トレーディングの観点から、私たちは毎月新しいクライアントのオンボーディングを続けており、パイプラインは大幅に成長している。ここ数週間で、私たちはビジネス全体でより多くの勢いを見てきた。」

ビットコイン・アナリストのウィリー・ウー氏は「セーフヘイブン」としてビットコインと金が株式市場とデカップリング(切り離し)すると予測していた。

「恐怖が収まり始めると、通常は経済状態の悪さの中で投入される経済刺激策によって、価値が上昇する可能性のある資産を介して資金が金融市場に再参入し始める。」


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る