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  • 2020/04/21
  • 2020/04/21
  • コイン東京編集部

シカゴのBitnomialが現物決済のビットコイン先物をリリース

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シカゴのBitnomialが現物決済のビットコイン先物をリリース   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
シカゴを本拠とするBitnomialは20日、米国商品先物取引委員会(CFTC)から承認を得て、ビットコイン先物およびオプション取引所をローンチした。Bitnomialの先物はBakktと同様に現物決済となるため、期日にビットコインを受け渡す。Decryptが伝えた。

シカゴのBitnomialが現物決済のビットコイン先物をリリース

シカゴのBitnomialが現物決済のビットコイン先物をリリース
シカゴのBitnomialが現物決済のビットコイン先物をリリース

Bitnomialのルーク・ホーステンCEOは、ユーザー受け入れテストが4月27日に開始されると述べている。「ビットコイン先物、Deci(ミニ)ビットコイン先物、ビットコインオプションは、先物曲線が安定すると取引できるようになる」と同氏はDecryptに語っている。Deci(ミニ)とは、ビットコイン先物の一部を表す。

商品仕様によると、Bitnomialのビットコイン先物は、四半期契約で契約サイズは1ビットコイン(現在の価格では約7,000ドル)を表す。Deciビットコインの契約では、1/10ビットコイン(現在の価格で700ドル)の契約サイズが表される。商品は最低37%(約3倍)のマージン維持率で取引される。

2017年12月にCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が、現金決済のビットコイン先物をローンチして以来、ビットコインデリバティブは米国で利用者を拡大させてきた。現金決済の先物は実際にビットコインを保有することなく、期日に差金が受け渡される。

現物決済のビットコイン先物は、ビットコインウォレットを管理し、秘密鍵を維持する責任が伴うため、カストディアル(保管)インフラストラクチャーが必要となる。インターコンチネンタル・エクスチェンジが設立したBakktバックトは、昨年9月に現物ビットコイン先物をリリースした。同12月には証券会社TDアメリトレードが支援する取引プラットフォームErisXが続いた。ただし、BakktやBitnomialとは異なり、ErisXは証拠金取引を提供していない。

2014年に設立されたBitnomialは、2016年にCFTCに、取引可能なデジタル資産デリバティブの指定契約市場(DCM)として取引所の運営を申請した。承認獲得までに4年かかっている。

ホーステンCEOは、「ビットコインを従来の金融商品のように見せることでレガシー金融システムに適合させるのではなく、デジタル資産が清算および決済業界にもたらす独自の利点を受け入れています」と語った。


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