【参考】フォード、BMW、ホンダ等、ブロックチェーン車両識別システムの実地テストを発表
非営利団体MOBIは、スマートシティとモビリティ業界の発展のために2018年に設立された。MOBIメンバーには、トヨタ、BMW、ルノー、ボッシュ、ゼネラルモーターズ、フォードを含む、世界のトップ自動車メーカーの半数以上が参加しており、IBM、アクセンチュアなどの大手コンサルティング企業や、Hyperledger、IOTA 財団、ConsenSysなどのブロックチェーン企業も含まれる。
MOBIは公式ウェブサイトでRippleについて次のように説明している。
“Rippleは、米国に本拠を置くテクノロジー企業であるRipple Labs Inc.によって作成されたリアルタイムのグロス決済システム、外貨両替、送金ネットワークです。2012年にリリースされたRippleは、分散型のオープンソースプロトコルに基づいて構築されており、法定通貨、暗号通貨、商品、またはマイレージやモバイル利用時間などの他の価値単位を表すトークンをサポートしています。Rippleは、「チャージバック(支払拒否)のない、あらゆる規模・安全・瞬時・ほぼ無料のグローバル金融取引」の実現を目的としています。”
リップル社はMOBIに関して言及していないため、イニシアチブで果たす役割は不明だ。MOBIはRippleNetや、仮想通貨XRPの導入を実験するかもしれない。MOBIのホワイトペーパーによると、年内にいくつかのプロジェクトが開始される計画だ。
昨年10月、フォードやBMW、ホンダを含む5つの大手自動車メーカーは、ブロックチェーン車両識別システムのフィールドテストを来月米国で開始していた。同7月、MOBIは業界初のデジタル車両識別(VID)規格を作成した。これは、車両の寿命を追跡し、所有権履歴や製品情報などの情報を不変の分散型台帳に追加する方法を規定した。
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