• 2020/04/30
• 2020/04/30
• コイン東京編集部 ライター兼トレーダー　佐藤希

ビットコイン(BTC)が急騰して1,000,000円を突破！ - 半減期を目前に注目を集めた可能性も？

ビットコイン(BTC)の価格が約22%上昇

2020年4月は多くの金融市場が混乱状態にあり、それにともなってビットコインの価格も乱高下を繰り返していました。

その中で、4月29日からは急激な上昇を見せ、30日に入ると1,000,000円を突破しています。

この価格はコロナショックによる混乱が始まる3月上旬の水準で、大きく値を戻した形になっています。

上記のチャートからも読み取れますが、期間中は一貫して価格が上昇していることがわかるでしょう。

この価格上昇の背景にはどのようなものがあるのか、チャートと共に詳しく紹介します。ビットコインの将来が気になる人は必見です。

ビットコイン(BTC)の価格急騰の原因を分析

今回のビットコインの価格急騰の原因にはどのようなものがあるのかを見ていきます。

半減期が目前に迫っていることが影響した可能性が高い？

ビットコインには半減期があり、半減期が到来するとマイニングで発生するブロック報酬が半減します。

ビットコインの半減期は210,000ブロックが生成されるごとに到来するもので、4年に1回訪れるものです。次回到来するとブロック報酬が6.25 BTC(現在は12.5 BTC)に減少します。

新たに発行するビットコインが減少することから、半減期が近づくと価格が上昇する傾向があるのが特徴です。

過去の半減期でも、到来する直前に価格が上昇するという動きが見られていたため、今回も似たような動きになった可能性があります。

一部のトレーダーからは半減期はさほど重要ではないという見方もありますが、ビットコインにおける一大イベントのひとつであることには間違いありません。

これまでも半減期が近づくと価格が上昇しているため、今回に限り変動しないというのも考えにくいでしょう。

したがって、5月に予定されている半減期が目前に迫っていることがビットコインの価格上昇につながった可能性があります。

金融市場の持ち直しも影響している可能性あり

3月からコロナショックに伴って株式市場などにおいて価格が下落する動きが見られました。

しかし、アメリカやEUなどで経済活動が再開する動きを見せているため、それに伴って株価が上昇しています。

金融市場の混乱にともなって現金化の動きが広がり、下落していたビットコインも、株式市場や外為市場の持ち直しが影響して再び価格が上昇している可能性が高いといえるでしょう。

株式市場に目を向けてみると、NY市場では28日までの4営業日続けて株価が上昇しています。2月末～3月頭にかけて株価が急落して以来の上昇なので、多くのトレーダーが注目しているといえるでしょう。

ビットコイン(BTC)の今後の重要ポイント

ビットコインが今後、どのような値動きを見せるのかが気になるところです。そこで、今後の重要ポイントをチェックしていきましょう。

これからエントリーする場合には、ここで紹介する3つのポイントに注目しておきましょう。

上記の3ポイントが重要ポイントなので、ここで詳しく紹介します。

半減期の前後でどのように推移するか

これまで、ビットコインの半減期が近づくと価格が上昇し、半減期到来後に一旦価格が下がるという現象が発生していました。

一例として2016年7月の場合は価格は半減期の2か月前～2週間前にかけて価格が上昇しています。

半減期後に価格が下落し、底値をつけたあとは再び上昇し、上昇トレンドが2017年12月まで続きました。

今回も同じ動きをするとは限らないものの、一つの例として覚えておくといいでしょう。

長期的なレジスタンスラインをブレイクするか

見逃せないポイントとして、上記のチャートのとおり1,000,000円前後に長期的なレジスタンスラインが控えています。

2018年の暴落後の価格上昇でこのレジスタンスラインはブレイクしていないため、今後ブレイクするかどうかに要注目です。レジスタンスラインをブレイクすれば、一気に上昇する可能性もあるでしょう。

ほかの金融市場がどのような動きを見せるか

ビットコインを始めとする暗号資産市場はほかの金融市場の動きも影響します。株式市場や外為市場の影響は大きいため、これらの市場がどのように動くかにも注意しなければなりません。

ビットコインをトレードするときには、株価や為替レートについてもあわせてチェックすることをおすすめします。

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