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  • 2020/05/10
  • 2020/05/10
  • コイン東京編集部

米リップル社がSWIFT主導の国際送金規格「ISO 20022」の標準化組織に参画

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米リップル社がSWIFT主導の国際送金規格「ISO 20022」の標準化組織に参画 +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
米国の国際送金スタートアップであるリップル社は、ISO 20022標準化委員会に参加する事を公表しました。ISO 20022は、国際標準化機構(ISO)金融サービス専門委員会(TC68)が開発した金融通信メッセージの国際標準です。リップル社は、分散型台帳技術(DLT)のサービスプロバイダーとして、当委員会に参加する最初のメンバーになります。

米リップル社がSWIFT主導の国際送金規格「ISO 20022」の標準化組織に参画

世界各国の金融機関に金融通信メッセージ・サービスを提供する、金融業界の標準化団体であるSWIFTは、クロスボーダー取引の ISO 20022 規格への移行を促進するための共通エンドツーエンドを構築すると昨年4月に発表しました。ISO 20022規格は、国境を越えた支払いを高速化し、国内の支払いでも同じことを行うための重要な要素として、支払い業界で注目されています。

ISO 20022規格はすでに70か国で採用されており、2023年までに世界の金融取引の87%がサポートすると推定されています。ISO 20022を採用する金融機関は、最新の支払いネットワークおよび方法に簡単に移行できるようにする標準に準拠することで、「世界中の他の銀行と同じ言語を話すことができる」と定義されています。

リップル社は、国境を越えた決済業界で大きな進歩を遂げてきました。MUFG、SCB、サンタンデールなど、300以上の金融機関がリップルのグローバル決済ネットワーク『RippleNet』に参加しています。リップル社は、ISO 20022標準化団体に加わることで、同社がグローバルな相互運用性のネクストステップを達成し、顧客のニーズに対応できるようになると語っています;

“ISO 20022のメンバーシップにより、顧客はRippleNetを利用してグローバル金融機関のネットワークにアクセスし、すべての取引相手と連携できる単一の標準化されたAPIに接続し、実装を簡素化することで運用コストを削減できます。”

ISO 20022標準化委員会には、SWIFTやVisaなどの支払い処理エンティティの他、多数の国際商業銀行や中央銀行が参加しています。


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