COIN TOKYO

  • 2020/05/15
  • 2020/05/15
  • コイン東京編集部

マイナーのヘッジ環境が下落リスクを制限、ビットコインのオプション市場が急成長

このエントリーをはてなブックマークに追加
マイナーのヘッジ環境が下落リスクを制限、ビットコインのオプション市場が急成長+仮想通貨ニュースサイト コイン東京
ビットコインは前日比7%上昇して9,700ドル(104万円)で取引されている。景気刺激策に続きS&P 500も回復し、現在ビットコインとゴールドに高い相関係数(0.6と0.8)を持っているため、投資家はマクロとミクロの両方の観点でビットコインに強気になっている。13日にフォーブスが伝えた。

ビットコインのオプション市場が急成長

CryptoCompareのジェームス・ハリス氏によると過去2回の半減期とは、市場のエコシステムが著しく異なっている。以前は、マイナーの活動は全体の取引フローのはるかに大きな割合を占め、半減期後の弱小マイナーの在庫売りは過去により大きなインパクトを与えてきた。

Bitcoin オプション市場の合計OIは10億ドルを突破 引用:Skew
Bitcoin オプション市場の合計OIは10億ドルを突破 引用:Skew

特に2、3年前には事実上存在しなかったデリバティブ市場が拡大している。 オプション市場の合計OI(建玉)は5月に過去最高の10億ドルを超え、さらに伸ばしている。オプションのポジショニングにより、マイナーは短期的に資産の将来価格をヘッジできる。デジタル資産のデリバティブは成熟し、流動性が高まっている。

最近のBTCの半減期により、コールの売り(Selling Call)が急増した。ロンドンのデジタル資産会社Bequantのリサーチ部門の責任者、デニス・ヴィノクロフ氏は、「下落リスク管理に資金を提供するため、コールの売りを利用することは多々ある…市場は大幅な強気の実行に懐疑的」と述べた。

データによると、現在の上昇はスポット市場が牽引している。洗練されたトレーダーはレバレッジの使用をためらっている。より強力なデリバティブ市場を持つことで、マイナーは下落リスクに対してヘッジできるため、この先市場が後退したとしても、下落幅が制限される可能性がある。

ハリス氏はまた、「この半減期を経て、トレーダーは3月の調整前よりもレバレッジが低いようだが価格は同水準。これは、価格がさらに上昇する可能性があることを示唆している。」と加えた。


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】



仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る