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  • 2020/05/19
  • 2020/05/19
  • コイン東京編集部

2019年10月まで稼働|中国のMLM詐欺スキーム『WOTOKEN』、70万ユーザーから10億ドルを調達

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中国のMLM詐欺スキーム『WOTOKEN』、70万ユーザーから10億ドルを調達
中国のMLM詐欺スキーム『WOTOKEN』が70万人を超えるユーザーを騙し、10億ドルを超えるデジタル資産を盗んだとされている。中国メディアFn.comの5月16日の報道によると、詐欺オペレーターの1人は、2019年に数十億ドルのPonziスキームであるPlusTokenにも関与したとみられている。

中国のMLM詐欺スキーム『WOTOKEN』

詐欺行為の容疑で起訴された6人の被告に対する裁判が、浜海新区の人民法院で開かれた。
マルチレベルマーケティング(MLM)活動の組織化と管理、虚偽の利益を主張する記事の隠蔽、誤解を招く情報の提供の罪で起訴された。

中国の当局者は最初に2018年にWOTOKENプロジェクトを調査した。WOTOKENは、仮想通貨ウォレットであり、ユーザーが受動所得を享受できると約束するマーケティングメッセージを流布した。その手口は、昨年運営チームが逮捕された詐欺スキームPlusTokenと類似する。プリミティブ・ベンチャーズのDovey Wan氏は、「WOTOKENにかかわる中心的な犯罪者は、以前はPlusTokenの主要な詐欺師だった」と語っている。

WOTOKENは2018年7月~2019年10月まで稼働していた。報道によると、マルチレベルマーケティングの階層の総数は501層にも及んだ。この期間内に715,249人がプラットフォームに登録した。詐欺師たちは46,000 BTC、200万以上のETH、292,000 LTC、56,000 BCH、684,000 EOS、および他の多数のデジタル資産を盗むことに成功した。最終的に、現地の報告では、詐欺によって失われた金銭の総額は77億9,600万元(約1200億円)に相当すると計算された。



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