COIN TOKYO

  • 2020/07/24
  • 2020/07/24
  • コイン東京編集部 ライター兼トレーダー 佐藤希

イーサリアム(ETH)の価格が14%の急騰 - 背景に隠されている原因とは?

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Ethereum
2020年7月23日から24日にかけて、イーサリアムの価格が上昇して24時間で10%を超える急騰を見せています。この背景にはどのような原因が隠されているのかをチェックしていきましょう。今回は短期チャートと中期チャートの双方から価格変動の様子と原因を見ていきます。



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イーサリアム(ETH)の価格が14.5%の上昇!

ETH/USD 1分足チャート1

■ETH/USDの価格変動

  • 2020.07.22 03:22 JST: 245.00 USD

  • 2020.07.24 01:58 JST: 280.61 USD

  • 上昇率: 約14.5%


今回チェックしている期間において、元の価格と上昇後の価格は上記のとおりです。なお、24時間以内の価格変動は掲載したチャートをチェックしてください。24時間以内に2回の価格上昇が発生していることが分かるでしょう。

最初の価格上昇が発生する前の価格は約245.0 USDなので、上昇率は約14.5%です。24時間で10%を超える急騰を見せたことが分かるでしょう。

なお、上記のチャートでは2回目の価格急騰をピックアップしており、ここでの上昇率は約3時間で7%です。

イーサリアム(ETH)の価格チャート

続いてETH/USDの価格チャートから実際の価格変動の様子を見ていきましょう。どのような価格推移になっているのかは必見です。

1分足チャート

ETH/USD 1分足チャート2

最初に1分足チャートをチェックしてみると、レンジ相場をブレイクして上昇するという流れを2回繰り返していることがわかります。一度価格が上昇するとしばらくレンジ相場になり、再びレジスタンスラインをブレイクして価格が上昇するという流れです。

2回の価格上昇を併せた上昇率が14%となっており、1回目の価格上昇と2回目の価格上昇を個別に見ると、いずれも7%~8%です。

1時間足チャート

ETH/USD 1時間足チャート1

1時間足チャートを見てみると上記の通りです。1時間足チャートでもレンジ相場をブレイクして上昇トレンドに転換していることがわかるでしょう。

レンジ相場時のレジスタンスラインは250 USD付近にあり、これをブレイクすると同時に急騰しています。いずれのチャートでもそれまでのレジスタンスラインをブレイクしたことがシグナルとなり、今回の価格上昇につながったと考えられます。

イーサリアム(ETH)の今後の重要ポイント

続いて、今後のイーサリアムの価格に影響しそうな重要ポイントをチェックしておきましょう。長期的な指標やほかの暗号資産との相関性など、いくつか注目したいポイントがあります。

長期的なレジスタンスラインを突破する

ETH/USD 日足チャート1

日足チャートを長期的にチェックしてみると、2019年来の重要ラインであったレジスタンスラインをブレイクしていることが分かります。したがって、今後一気に価格が上昇する可能性があります。

290 USDと340 USDのラインに注目

ETH/USD 日足チャート2

次に注目したいのは、直近の高値である290 USDと340 USDのラインです。290 USDのラインを安定してブレイクすればしばらく上昇トレンドが継続すると予想され、さらなる価格上昇を見込めるでしょう。

その場合は、次の340 USDのラインがレジスタンスラインとして機能するかどうかが重要です。340 USDもブレイクすれば、さらに大幅に価格が上昇する可能性が高くなります。

ビットコイン(BTC)との相関性にも注目

BTC/USD 日足チャート1

イーサリアムとビットコインの価格は相関性が高く、ビットコインも上昇トレンドに転換する可能性があります。上記のチャートを見るとペナントを形成していると考えられ、まもなくいずれかの方向にブレイクする可能性が高くなっています。

ここで上昇方向にブレイクした場合、イーサリアムと連動して一気に価格上昇する可能性があるでしょう。

ビットコインも上昇するとイーサリアムにもさらなる上昇圧力がかかります。それによって一気に価格が上昇する可能性があるため、今後の動きからも目が離せません!



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