COIN TOKYO

  • 2020/07/29
  • 2020/07/29
  • コイン東京編集部 ライター兼トレーダー 佐藤希

リップル(XRP)の価格が約10%の上昇 - 長期的な下降トレンドから脱却する可能性はある?

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しばらくの間下降トレンドが続いていたリップル(XRP)ですが、2020年7月28日から29日にかけて価格が24時間で10%程度上昇する動きを見せました。0.2117USD付近にあったレジスタンスラインをブレイクして上昇を続けており、2月依頼の強い上昇トレンドといえるでしょう。



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リップル(XRP)の価格が10%上昇

XRP/USD 1分足チャート1

長期的な下降トレンドにあったリップル(XRP)の価格は、2020年7月に入ると上昇トレンドに移行する傾向を見せています。28日から29日にかけては24時間で10%を超える価格上昇を見せているため、今後の動きに注目しましょう。

28日から29日にかけての価格推移の詳細は以下のとおりです。

■XRP/USDの価格推移

  • 2020.07.28 18:25 JST: 0.2187 USD

  • 2020.07.29 16:00 JST: 0.2417 USD

  • 上昇率: 約10.5%


このような大幅な価格上昇を見せるのは2020年2月以来です。今回は、今後のリップルの価格がどのように推移するのかをチャートからチェックしていきましょう。

リップル(XRP)の価格チャート

最初に、これまでの動きをXRPの価格チャートからチェックしていきます。今後の価格を予想しやすくするためにも、チャートをしっかりチェックしておきましょう。

2020年7月の価格推移

XRP/USD 30分足チャート1

上記のチャートはXRP/USDの30分足チャートです。表示している期間は2020年6月29日から2020年7月29日までの1ヶ月間で、ここから直近の動きが分かるでしょう。

2020年7月上旬に1回目の価格上昇が発生したあとは、おおむねレンジ相場で推移していました。25日以降に再び強い上昇トレンドに移行しています。このトレンド発生のシグナルには以下のようなものがありました。


  • レジスタンスラインとして機能していた0.2100USDのラインをブレイク

  • 終値ベースで一目均衡表の雲を大きく上抜ける


これらのポイントを総合的に考慮すると、短期的には非常に強い上昇トレンドが発生しているといえます。

直近半年の価格推移

XRP/USD 日足チャート1

こちらは日足チャートを利用して半年間の価格推移を表示したものです。2020年3月中旬に0.01200USDの底値を記録し、その後は緩やかに上昇していることが分かります。

いい地的な価格下落などは見られたものの、おおむねレンジ相場からと緩やかな上昇トレンドを繰り返しています。日足チャートにも7月中旬移行の上昇トレンドははっきり現れており、今後の価格推移に期待できるでしょう。

次に注目したいのは、0.2500 USDのラインをブレイクするかどうかです。レジスタンスラインとして機能していると考えられ、これをブレイクするとさらなる上昇に期待できます。29日17:00時点での価格は0.2410 USDで、まもなく何らかの動きがあると予想されます。

他にも価格に影響しそうな要素あり!

リップルの価格に影響するのは、テクニカル要素だけではありません。ほかにも注目しておきたいポイントがあるので、ここで見ていきましょう。

大型イベント「Ripple Swell Regionals」の動向

■Ripple Swell Regionalsの日程

  • 2020.07.29: North America

  • 2020.08.13: MENA

  • 2020.08.26: APAC

  • 2020.09.02: LATAM

  • 2020.09.16: Europe


Ripple Swell Regionalsは毎年開催しているカンファレンスイベントで、最新動向の報告やサプライズ発表に期待が集まります。トレーダーからの関心も高いイベントで、内容次第で大きく価格が変動するでしょう。

7月29日に1回目のRipple Swell Regionalsが開催されることも、今回の上昇トレンドに影響している可能性があります。全5回のRipple Swell Regionalsおよび、それに続くSWELL Global(10月14日~15日)にも注目しましょう。

リップル(XRP)の今後の重要ポイント

リップルの今後についてもチェックしていきましょう。いくつか注意しておくべきポイントがあるので、一通り確認していきます。リップルを保有している人やこれからトレードに参加する人は必見です。

長期的な下降トレンドから脱却するか

XRP/USD 週足チャート1

過去3年間のXRP/USDのチャートをチェックすると上記のとおりです。2017年12月の仮想通貨バブル崩壊以降、一時的な上昇はあったものの全体としては下降トレンドが継続しています。

2020年7月時点でレジスタンスラインとして機能していると考えられる下降トレンドラインをブレイクするかどうかに注目できるでしょう。厚い雲も存在していることから、これをブレイクすれば長期的な下降トレンドから脱却する可能性が高まっています。

一方でレジスタンスラインをブレイクできなければ緩やかな下降トレンド~レンジ相場が今後も継続する可能性が高まります。「より強い上昇トレンドが発生するかどうか」「長期チャートでも上昇トレンドに転換するか」が今後の注目点といえるでしょう。

Ripple Swell Regionalsの動向

前述したRipple Swell Regionalsで何らかのサプライズ発表があるかどうか、あった場合はプラス要素なのかマイナス要素なのかも重要です。将来性に期待できそうな重大発表があった場合は、大きく価格が上昇する可能性があります。

全5回に分けて行われる地域別イベント「Ripple Swell Regionals」および、その後の「SWELL Global」にはしっかり注目していきましょう。



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