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  • 2020/08/27
  • 2020/08/27
  • コイン東京編集部

USDTがPayPal,ビットコイン越え-DeFiへの注目が加速か

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USDTがPayPal,ビットコイン越え-DeFiへの注目が加速か +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
時価総額4位の暗号資産テザー(USDT)は、1日の平均送金額でPayPalとビットコインを上回った。Tether社の幹部は、銀行や既存の決済システムに代わる送金ツールの需要が高まっていると指摘している。



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USDTがPayPal,ビットコイン越え-DeFiへの注目が加速か

CoinMetricsのレポートによると、USDTの7日平均送金額は8月20日時点で35億5000万ドル以上に達している。対するビットコインは29.4億ドルと、約20%増となっている。

テザーは米ドルの価値(1ドル)にペッグされたステーブルコインだ。中国系投資家の逃避資産(キャピタルフライト)としての需要に加え、最近では様々なプロダクトに組み込まれ、ユースケースが増えていた。特にテザーは主にイーサリアム・チェーン上で流通しており、最近のDeFi(分散型金融)の興隆がテザーの需要増加につながっている。UniswapやCurveなど、主要なDeFiアプリケーションでの使用が増えていた。

テザー発行元であるTether社のCTO、Paolo Ardoino氏は、銀行や決済システムの代替ツールの需要が高まっていると指摘している;

「不確実で困難な時代の中で、デジタル通貨の有用性、セキュリティ、実行可能性が台頭してきた。人々は時代遅れの銀行や決済システムに代わるものを探している」。

Ardoino氏はまた、時価総額と流動性で最大のステーブルコイン「テザー(USDT)」が、「ブロックチェーン技術によってグローバル市場の効率化をもたらす好例」であるとして、「ビジネスと革新の未来のために構築された決済レールを代表している」と加えた。

実際のところ、テザー(USDT)の時価総額は、2019年2月の約20億ドルから7倍以上に急増しており、8月27日時点に141.6億ドルに達している。USDTはイーサリアムのほかにも、イオス、Liquid Network、Omni、OMG Network、トロン、アルゴランド上でも発行されており、それぞれの開発が進むにつれてさらにユースケースが拡大しそうだ。


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】



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