COIN TOKYO

  • 2020/10/21
  • 2020/10/22
  • コイン東京編集部

政情不安広がるベラルーシでビットコインに2500ドルのプレミアム。デモ支援の寄付金利用も進行

このエントリーをはてなブックマークに追加
政情不安広がるベラルーシでビットコインに2500ドルのプレミアム。デモ支援の寄付金利用も進行 +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
ベラルーシでは市民のルカシェンコ大統領に対する不満が高まり、内戦の危機に陥っている。これが、ビットコイン普及を促進しているかもしれない。P2P取引所Paxfulによると、ベラルーシでは先週金曜日に1 BTCあたり13000ドルで取引され、グローバル価格に対して2,500ドルのプレミアムを付けた。



仮想通貨取引所 コインチェック

ベラルーシでビットコインに2500ドルのプレミアム

ベラルーシは8月の大統領選以降、激しい政治的不安の渦中にある。9月末にアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が非公開就任式で6期目(26年目)の就任宣誓を行ったため、不正選挙と独裁に反対する大規模デモが発生。150人以上が逮捕された。欧米諸国は、ルカシェンコ氏の大統領就任を承認しないと表明している。

こうした事態が経済活動にも影響を及ぼしている。ベラルーシダイジェストによると、人々は一斉に銀行口座からルーブルを引き出し始め、ドルや他の通貨に交換し始めた。一方、労働者はストライキを行い、IT企業は他の場所への移住を計画しているという。

エコノミストは、中央銀行が国有銀行を支援する流動性を使い果たすと、ベラルーシ経済はさらに苦しくなると予想している。さらに、政府への信頼の欠如はベラルーシ・ルーブルの価値低下を誘発するだろう。多くの人々が国外に移動したり、資本を避難することで、事態が悪化する可能性がある。

こうした時期に、ビットコインのベラルーシルーブルがプレミアムレートを示している。市民の不安の拡大に伴って、ビットコインの需要が高まっていることを示唆している。

具体的に、ベラルーシではビットコインを利用されている。例えば、地元の非営利団体BYSOLは、ルカシェンコ政権に抗議したために職務を追放された人々に、ビットコインを支払う形で支援している。このグループはこれまでに約200万ドルの寄付金を集めた。

これは、政府主導の取り締まりから自分たちを守る、ビットコインの重要な役割を示している。


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】



仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る