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  • 2020/10/23
  • 2020/10/23
  • コイン東京編集部

ステーブルコインの膨張、イーサリアムとDeFiトークン(LINK、YFI etc)に強気の兆し―アルトコイン一気読み

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ステーブルコインの膨張、イーサリアムとDeFiトークン(LINK、YFI etc)に強気の兆し―アルトコイン一気読み +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
米ドルの価値にペッグしたステーブルコインUSDCが、イーサリアム、アルゴランド、ステラルーメンに続いてソラナ・ブロックチェーンとの提携を発表した。CoinMarketCapによると、USDCは時価総額27.89億ドルで13位となっており、2020年にテザー(USDT)と同様に急成長している。



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ステーブルコイン

USDCは暗号資産取引所コインベースと決済プラットフォームCircleが主導している規制に準拠した暗号資産だ。2020年1月時点のUSDCの時価総額は4億7,300万ドルだったが、4月には7億ドルに達した。その後、分散型金融(DeFi)ブームによって、投資家が数十億ドルをスマートコントラクト上のレンディング・流動性プールに預け始めたため、6月19日にUSDCは7億3200万ドルとなった。その後、拡大ペースを維持して約4倍の増額となった。USDCの主な競合相手であり最大のステーブルコイン「テザー(USDT)」の時価総額は5月から2倍以上に増加しており、現在では150億ドルとなっている。3番手のDAIは9億ドルとなっている。

ETH

イーサリアムの価格は、Ethereum2.0、フェーズ0である「ビーコンチェーン」のローンチが近づくにつれて急騰しそうだ。イーサリアムの価格は、DeFiアプリケーションの需要の増加により、2020年に順調に推移している。さらに、ETH 2.0のローンチが刻一刻と近づいているため、さらに加速することになりそうだ。

2020年にイーサリアムは140ドル以下から現在の380ドル前後まで170%上昇している。DeFi Pulseによると、DeFiプロトコルにロックされたイーサリアムは約900万ETH(約3900億円)に上る。

ETH 2.0のテスト段階は終わりを迎えようとしており、リード開発者は6週間後にビーコンチェーンのローンチを示唆している。ConsenSysの開発者Ben Edgington氏は、すでにデポジットコントラクトは順調に進んでいると述べており、今週中にローンチする可能性もあるという。

オンチェーンデータによると、大量のイーサリアムが1年以上動かされていないため、多くの投資家がフェーズ0の立ち上げに準備していることを示している。ETH2.0が正式にリリースされれば、需要は急速に膨らむ可能性が高い。

Chainlink

ビットコインの上昇の結果、アルトコインの売り圧力が低下して、Chainlink(LINK)はにわかに推進し始めている。すでにLINKは、最近の損失をすべて取り戻しつつあり、11.00ドルの抵抗線を越えて強気にシフトしている。

CoinGeckoのデータによると、Chainlink(LINK)の他にもDeFiコインが高値を出している。Ren NetworkのRENトークン、Ampleforth(AMPL)、AaveのAAVE、など多くのコインが過去24時間で10%前後の上昇を見せている。これは、DeFiとイーサリアムのファンダメンタルズが引き続き強いことを物語っている。暗号資産アナリストのQiao Wang氏は、機関投資家の影響力がDeFiスペースにたどり着いたと考えていると指摘した。

「シリコンバレーはついにDeFiを発見したようだ。BTC、ETH、そして今回のDeFiでも遅れてきた。しかし、歴史が示すように、彼らはそれを宣伝し、今後数年で巨大なバブルを生み出すだろう」。

YFI

Yearn Finance(YFI)は、44,000ドル付近の最高値から最大72%も暴落した後、回復の兆しを見せている。Trading Tankによると、YFIは下降ウェッジのレンジ内で推移しているが、相対力指数(RSI)は上昇しており、強気のダイバージェンスを示している。ウェッジの抵抗線を強気にブレイクすると、YFIは目標上昇幅を約6000ドルと見ることができる。

YFIのファンダメンタルズもまた回復しつつある。Yearn Financeは主力製品Vaultsを改良しており、ステーブルコインの運用益はFarmやPiclkeなどの競合を上回った。流動性プールには過去24時間で約8000万ドル相当の資産が集まった。Yearn Financeプールでステーブルコインやイーサリアムなどの暗号資産をロックすることで、ユーザーは見返りとして利回りを得ることができる。


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】



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