発表によると、UNICASの暗号資産サービスは2020年12月に営業を開始し、デリー、グジャラート、ラジャスタンを中心とする22の支店にラウンジを設け、ローカルエリア1億5000万の人口をカバーすることを当面の目標としている。加えてUNICASはオンラインバンキングサービスを提供し、口座所有者が自分の暗号資産ウォレットと口座残高を統合できるようにする。
顧客は当初、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)、ビットコインキャッシュ(BCH)、EOS、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、およびCashaa (CAS)を売買できる。
このサービスは、暗号資産銀行Cashaaとの提携によりUnited Multistate Credit CooperativeSocietyが提供する。UMCCSのディレクターでUNICASのCEOを務めるDinesh Kukreja氏は「私たちは、ユーザーが暗号通貨製品にアクセスできる物理的な支店を持つ世界で最初の規制対象の金融機関です」と語っている。
暗号通貨会社にとってインドでのビジネスは活況を呈している。2020年3月、インドの最高裁判所は、インド準備銀行;RBI(中央銀行)から市中銀行に対する「暗号資産ビジネスとの取引禁止命令」に対して違憲判決を下した。判決から2日後、英国を拠点とするCashaaはインドでの業務が800%急増したという。規制状況は依然として不確実だが、インド暗号資産業界関係者は全面的な禁止はないと信じている。
UnitedMultistate Credit Cooperative Societyは、RBI及び銀行法ではなく、協同組合の中央登録機関によって規制されている。UMCCSは特に小規模な産業や労働者向けにサービスを提供している。
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