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  • 2020/10/30
  • 2020/10/30
  • コイン東京編集部

ビットコインが輸入資金に-イランでビットコインマイナーの規制改正へ。米制裁回避の目的で

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ビットコインが輸入資金に-イランでビットコインマイナーの規制改正へ。米制裁回避の目的で+仮想通貨ニュースサイト コイン東京
イランの新規制は、認可されたビットコインマイナーに対して採掘したビットコインをイラン中央銀行(CBI)に売却するよう義務付ける。CBIは回収したビットコインを輸入資金の調達に充当する。これによりイラン政府は米国の経済制裁を回避するねらいだ。25日にイランデイリーが報じている。



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ビットコインの使用を輸入利用に義務付ける

規制改正は以前にCBIとエネルギー省が共同で提起していたもので、イランの規制されたマイナーに対して、ビットコインを直接CBIに販売するよう義務付けている。イラン政府は、輸入資金にビットコインを充当することで、イランに対する米ドルのアクセスを禁止する米国の経済制裁を回避するねらいと見られている。

イランでビットコイン、マイニング産業は2019年8月に合法化され、政府によって規制されている。イランのマイナーは電力コストの補助金の恩恵を受けており、エネルギー省の規制下で操業している。

Financial Tribuneによると、中央銀行が間もなく新法の詳細を発表する予定だ。同紙は「エネルギー省は認可された暗号資産マイナーに対して、消費エネルギー量に応じて生産量に上限を設ける。マイナーの生産量は上限を超えてはならない」と報じている。イランの発電・配電・送電会社Tavanirの副社長のMostafa Rajabi Mashhadi氏は、「暗号通貨は中央銀行が設定した規制に従って交換できる」と認めている。

中央銀行によるビットコインの交換レートなど、新たな規制には不透明な部分が多い。これまでイランのマイナーは採掘したビットコインを市場価格でドルやイラン・リアルに交換することができた。業界関係者は、「マイナーが生産量を報告する必要があることは、業界の競争力を低下させ、マイナーの利益率を大幅に低下させる可能性が高い」と述べている。

イランはこれまでに、トルコのビットコイン採掘大手Iminerを含む1,000者以上のビットコインマイナーにライセンスを付与してきた。承認されたビットコイン採掘業者はイランの3つの発電所に由来する電力を独占的に利用できるようになっている。


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