4日にビットコインは米国大統領選挙の不確実性の中で、今年2度目となる14,000ドルをつけていた。さらに、5日未明にイーサリアム2.0ローンチに向けた進展が報告されると、ビットコインも連れ高となり14,000ドルのラインをブレイクした。
米大統領選は、トランプ氏が訴訟や再集計を模索するなど長期化の様相を呈している。一方、民主党も世論調査で予想されたほどの票が集まっていないことから、仮にバイデン氏が勝利したとしても、増税を含むアグレッシブなマニフェストの実現は期待できないとの見方が広がった。これらの結果を受けて、5日にアジアの株式は木曜日に急上昇した。
S&P500先物(ESc1)は0.27%上昇、日本の日経(N225)は0.3%上昇、オーストラリア株(AXJO)は0.5%上昇した。ナショナル・オーストラリア銀行のFX戦略責任者であるレイ・アトトリル氏は、「株式市場では今、議会両院のねじれにより何もできない大統領の見通しが立っている」 とロイターに述べている。FAANGの株価(Facebook、Apple、Amazon、Netflix、Google)は非常に好調で、2%弱上昇したNetflixを除いて、多くは4%以上上昇している。
#Bitcoin may undergo a parabolic 2021, as it did in 2013 and 2017, if previous patterns play out again. New highs are a next potential iteration and may be only a matter of time unless something we don't foresee trips up the trend of greater adoption and demand vs. limited supply pic.twitter.com/w742J7bXfC
— Mike McGlone (@mikemcglone11) November 4, 2020
ビットコインは2017年後半~2018年初頭以来の強気の様相を呈している。BTC価格が14,200ドルを越えたのは、2018年1月15日以来始めてとなる。ビットコイン投資家は、米選挙の結果にかかわらず、「ビットコインにとって良いこと」と信じている。ブルームバーグ・インテリジェンスのストラテジスト、マイク・マクグローン氏は、「ビットコインが4年に一度迎える半減期後に、供給量の低下のために急騰してきたデータを示している。マクグローン氏は、以前のパターンを踏襲する場合、2013年と2017年のように、2021年に放物線状の上昇が発生する可能性がある」と指摘した。ビットコインの採用が進み、需要に対して供給量の低下し続けているため、放物線状の上昇の実現は「時間の問題」と見ている。
【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】
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