200万円越えを果たしたビットコイン、イーサリアムやリップルもこれに続けとばかりに急騰相場を実現しています。
後述しますが、この相場はそう簡単には終わらないと考えています。
ビットコイン、イーサリアム、リップル以外のアルトコインの中にも急騰相場を見せるものも出てきており、仮想通貨時価総額は一時60兆円台まで伸びています。
既に大きく上昇したビットコインよりも、出遅れ感のあるイーサリアム、リップルがここのところ強い動きを見せているように、次には他のアルトコインの中から大きく上昇するコインが出てくると思われます。
日本人に大人気のリップルが出遅れ感より急騰相場を見せたように、もう一つ、日本人として気になるのが日本発の暗号通貨モナコインです。
実は、このモナコインのチャートを見てみると、ある不思議な現象に気が付きます。
モナコインホルダーの中には同じように気づいている方も多いでしょうが、モナコインには130円前後のところに強力なサポートラインが機能しています。
それでは、早速チャートで確認してみましょう。
チャートは2019年8月以降のモナコイン週足チャートです。
チャートを見れば分かるように、実はモナコインはコロナショック直前にはすでに急騰相場を実現させていました。
ビットコインも上昇トレンドを見せていましたが、これほど大きな上昇率は見せていませんでした。
78円から299円まで暴騰した2020年前半のモナコイン上昇相場はコロナショックにより暴落することになり、コロナショック後の3月前半には87円まで売られてしまいます。
チャート上には、このモナコインの78円から299円相場でのフィボナッチリトレースメントを引いています。
すると、直近のモナコインがフィボナッチリトレースメント78.6%のところでサポートされているのが見て取れます。
このサポートラインは125円台のところにありますが、週足の実線ベースで見ると130円のところでサポートされているようです。
コロナショック以降のモナコイン相場では、130円割れからは一定数の買いが入ってきているのが見て取れ、当面ここはサポートされる強力な価格帯ということになりそうです。
ただし、前述のようにコロナショック直前に大きな上昇相場を実現させたということは、仮に上昇相場がこれからスタートするのであれば、他の仮想通貨よりも大きな相場が期待できることになりますが、今後上昇していくには、その前に1~3月の上昇相場での高値で買われたモナコインの一定数の売り物をこなしていく必要があります。
この売り物をこなしていくことができるのかどうか、チャートを見てみましょう。
チャートは、2020年2月以降のモナコイン日足チャートです。
注目したいのは、5日移動平均線と20日移動平均線です。
なぜこの2つの移動平陰線を選んだかというと、非常に機能しているからで、デッドクロス(下向きの青い矢印)がでると下落トレンド、ゴールデンクロス(上向きの青い矢印)がでると下落トレンドが始まっています。
現在(2020年12月14日時点)、デッドクロスからの下落トレンドとなっていますが、上記の130円前後のサポートラインから反発し、5日移動平均線を2日連続で上回ってきています。
ここから上昇していくためには、、相応の出来高(取引高)が必要となりますが、11月後半からの出来高は増加傾向となっており、順調に出来高が増加していくようならば、再び5日移動平均線と20日移動平均線においてゴールデンクロスが示現される可能性は高く、そうなると上昇トレンド発生ということになります。
直近のチャートを確認してみましょう。
直近の2日間で見ると、130円のサポートラインにサポートされ5日移動平均線を上抜いており、20日移動平均線がレジスタンスラインに、5日移動平均線がサポートラインとなっています。
5日移動平均線は、下落傾向から平行になっており、今後の価格上昇で上向きに転換します。
すぐにゴールデンクロスするかどうかはわかりませんが、少なくとも130円前後のサポートラインが機能する限りは、当からずゴールデンクロスすることになるのではないでしょうか?
もちろん、ゴールデンクロスすると必ず上昇トレンド発生というわけではありませんが、出来高(取引高)の増加がセットで上昇していく場合には、高い確率で上昇トレンド発生と考えてもよさそうです。
モナコイン相場に上昇トレンドが発生するためには、出来高(取引高)を伴った5日移動平均線と20日移動平均線のゴールデンクロスがあると、その可能性は高まると説明しましたが、それでは、どのあたりの価格水準を抜いてくるとより具体的にトレンド発生となるのでしょうか?
モナコインのチャートには、実は明確なレジスタンスラインが存在しており、多くの投資家が意識している価格水準があります。
チャートを見てみましょう。
チャート上には、2019年5月31日高値の397円からのレジスタンスライン(トレンドライン)を引くことができます。
このレジスタンスラインに、コロナショック前の高値(2020年2月19日)296円、2020年8月2日高値の228円、さらに先月(11月24日)高値の187円がことごとく抑えられています。
このレジスタンスラインは、今週では180円前後のところに位置しており、時間とともに価格は降りてきます。
モナコインが今後上昇していくためには、どうしても抜いていく必要のあるレジスタンスラインとなります。
これまで3度チャレンジして超えることができなかった大きな壁ともなりますが、これを抜けるかどうかも出来高(取引高)次第となるのかもしれません。
つまり、今後のモナコインを占ううえで重要なラインとして、上にはこのレジスタンスラインが存在しており、下には、130円前後のサポートラインが控えているということになります。
それでは、モナコインはレジスタンスライン、もしくはサポートラインをいつ抜いていくことになるのでしょうか?
これはなかなか難しいところなのですが、実は一つだけそのタイミングとして最適な候補が存在しています。
投資の世界では、メジャーSQ(12月第2金曜日=12月11日)が過ぎると、大手ヘッジファンドや機関投資家はお休みに入ることが多く、株式債券市場など来年をにらんだ小動きの展開となりがちです。
株式相場の場合には、大納会から大発会まではお休みとなりますが、ご承知の通り、仮想通貨にはお休みはありません。
そこでこの間隙をついて、相場が動く可能性があります。
仮想通貨には12月のアノマリーという習性が見られますが、ここのところ2年連続して12月に安値を付けた相場は、翌年1月から上昇開始するという流れとなっています。
モナコイン相場にも面白い周期性が存在しています。
まずは、2017年後半からのモナコイン週足チャートを見てください。
2017年12月に史上最高値を付けたモナコインは、翌2018年12月に暴騰相場後の最安値をつけますが、この間53週となります。
さらに、2018年12月に安値を付けたモナコインは、6月に向けて反発相場を見せるものの、そこからは長期下落傾向となり2019年12月に年初来安値をつけます。この期間も53週となります。
つまり、53週が連続して高値、または安値を付ける展開となっており、2019年12月安値からの53週目は大注目されるタイミングとなります。
この次の53週目が、実は12月21日の週となり、今回もモナコインが12月中から動き出す可能性には注目する必要がありそうです。
この53週周期は、ビットコインにも同じくみられるもので、モナコインとともに注目したいところです。
テクニカルとは少し離れますが、モナコイン押しの理由がもう一つあります。
これは日本人に大人気のリップルにも当てはまるのかも知れませんが、本命は日本発のモナコインです。
失われた20年、30年と言われる日本経済、株式市場も欧米市場や他のアジア市場を比較すると大きく出遅れています。
一つには、1980年ごろからのバブル相場や消費税の影響という事実もあるでしょうが、それにしても信じられないほどに大きく出遅れてしまっています。
ところが、この日本の株式市場の動きがコロナショック以降は完全に変化しています。
先日には、日経平均株価はこれまでどうしても抜けることのできなかったレジスタンスラインを突破し、約30年ぶりの高値更新を実現しました。
なぜ、コロナショック以降に日本の株式市場に大きな転換点がやってきたのでしょうか?
それは言うまでもなく、各国の大規模金融緩和策からなる世界的な未曾有の金余り状態です。
既に、史上最高値を更新している米国の株式市場、あるいは金相場、また史上最高値まであと30万円に迫ったビットコイン、これらに比べて日本の株式市場は大きく出遅れており、投資先としては大きな魅力が出てきています。
来年の日経平均株価は大きく上昇するのではと予測する人は続々と増えてくると思われますが、このことが仮想通貨相場にどう影響するでしょう?
ビットコインと比べて大きく出遅れている優良コイン、あるいは、日本と関係するコインが狙われるのは必然ともいえるかもしれません。
モナコイン、絶好の買い場か!これからモナコインが注目される理由とは?
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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