ネム(XEM)が強力なレジスタンスラインであった48円前後の水準を突破して急騰、60円目前となる59円台まで上昇しています。
前回指摘しましたように、48円前後にある強力なレジスタンスラインに一度は跳ね返され43円台まで下落するものの、強い暗号通貨相場に支えられ徐々に上昇開始し、今度はレジスタンスラインをあっさりと突破した形となります。
やはり直前に見せた「聖杯」からの上昇トレンドは相当強いと考えてよいでしょう。
さて、こうなると超出遅れコインとなるネム(XEM)の今後はかなり期待できるものとなりそうです。
ネム(XEM)は59円台まで暴騰したものの、現在、55円台まで反落しています。
もちろん、これはネムだけに発生しているというわけではなく、ビットコインはじめとする強い暗号通貨市場全般の反落に従ったものです。
それでは気になるネム(XEM)の次のレジスタンスラインとはどのあたりに存在しているのでしょうか?
チャートで確認してみましょう。
前回と同じ週足チャートですが、2017年12月の史上最高値から2020年3月のコロナショックによる最安値にフィボナッチリトレースメントを引いています。
前回は、38.2%ラインとなる50円、加えて2018年に抵抗線となった48円台がレジスタンスラインとなり43円台まで反落していますが、今回も同様にフィボナッチリトレースメント50%の目前で反落しています。
これは偶然ではなくいかに多くの投資家がこのフィボナッチリトレースメント50%ラインを意識していたかということであり、ここには相当の売り物がそもそも控えていたのもと思われます。
従って、今度は新たにレジスタンスラインとなった60円80銭前後の水準を上抜けることができるかどうかがポイントとなります。
また、フィボナッチリトレースメント38.2%ラインである50円台前後のところは今度はサポートライン(支持線)となりますので、これが機能するのかどうか、あるいは、この水準まで下落するのかどうかも注目となります。
さらに、今の勢いのまま60円台をも突破した場合には、次は最も強力なレジスタンスラインとなりそうなフィボナッチリトレースメント61.8%ライン(74円70銭前後)の水準が待ち受けています。
強さばかりが目立つ暗号通貨市場ですが、前回も指摘したように株式市場の動きには影響される可能性があります。
週末のニューヨーク市場では反発していた株式市場ですが、引けにかけては急落しており、引け後の先物市場ではマイナスに転じています。
週明けから株式市場が軟調な動きを見せるようだと、ビットコインがいったん調整入りする可能性にも注意が必要であり、その場合にはネム(XEM)の調整も頭に入れておいたほうがよさそうです。
ただし、土日は暗号通貨市場しか動きませんので、ここは株式市場の影響はそれほど受けることはありませんので、さらに上昇する可能性は当然残ります。
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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