COIN TOKYO

  • 2021/02/24
  • 2021/02/24
  • コイン東京編集部

ビットコイン史上最高値更新から2日連続急落で約30%の下落!さらにここから10%前後の下落にも注意したほうがよさそうな理由とは?

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2月21日に614万の史上最高値を更新したビットコインですが、その後は2日連続の急落で474万円まで売られ約30%下落しています。どこまで下落するのか気になるところですが、上昇トレンド発生後のビットコインの動きを見ると、あと10%前後げ託する可能性にも注意しておいたほうがよさそうです。その理由とは?

ビットコイン急落劇の動きを1時間チャートで解説

スピード調整なのか、それとも時間を伴った調整なのか?

ビットコインの価格が乱高下しています。現在、ほぼビットコインの価格変動は株式市場の先行指数的な役割を果たしていますが、それだけ短期筋が多くビットコイン相場に参入しているということでしょう。

株式市場は、昨日(正確には日本時間本日0時から)のパウエルFRB議長の発言を前にして急落し、Nasdaq市場は一時4%ほどの暴落となりました。

パウエル議長の「金融緩和継続」という発言で急激に戻しますが、その後は軟調な展開が続いています。

今回のパウエルFRB議長の発言は、ほとんどの投資家が簡単に予測できたものであり、過剰反応しているといえますが、それだけ相場がすでに高値圏内にあり、まさに「チキン相場」となっているからかもしれません。

その最たる相場となっているのがビットコイン相場で、1時間足からはその動きがよく見えてきます。

ビットコイン1時間チャートでは、2月22日の9時から1時間ボリンジャーバンドのミドルラインを下抜いて下落トレンドが発生(左側の黄色い矢印)、22日に23時には504万円まで一気に急落しています(真ん中の黄色い矢印)。

その後は、いったん戻すものの再び下落に転じ、23日18時には470万円台まで下落します。そして、24日午前0時からのパウエルFRB議長の発言が始まり(右側の黄色い矢印)、やっと相場は落ち着いていきます。

ビットコイン相場は、株式市場から38時間前からすでにリスク回避の動きが始まっていたことになります。

ビットコイン1月相場との比較

今回のビットコイン乱高下の主役は、短期筋の「クジラ」である可能性が高そうですが、この傾向は昨年後半からのビットコイン相場の特徴ともいえそうです。

それでは、1月初旬のビットコイン急騰相場での調整はどうだったのでしょうか?

日足チャートから確認してみました。

ビットコイン1月の急騰相場(長方形の四角い部分)では、ビットコインは1月8日に435万円まで急騰し、その後は3日連続の陰線で313万円まで約39%下落しています。

では今回のはどうでしょう?

現時点では2日連続の急落で、614万円から474万円まで約30%の下落となっています。1月相場と比較すると、まだ10%ほどの売り圧力がある可能性にも注意が必要です。

ただし、1月相場では25日移動平均線でサポートされ、いったん下抜くものの再び上昇トレンドに回帰しています。

今回も25日移動平均線はかなり意識されており、23日時点の25日移動平均線(475万円)でサポートされています。

目先的には、25日移動平均線でサポーとされるのかどうか?下抜いた場合には10%の下落があるのか?

気になるのは、10%下落した場合の価格水準が435万円前後となっており、水平線を引いた1月8日の高値をほぼ一致しているということです。

ここは相当意識される水準でしょうから、再び急落する場面では要注目となります。

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